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田沢ルール撤廃決定、ドラフトで指名可能に

2020年09月08日

9/8、スポーツ報知7面より
プロ野球の実行委員会が7日、オンラインで開かれ、ドラフト拒否選手に対する復帰制限(通称・田沢ルール)の撤廃を決めた。同決定によって、3月にレッズを自由契約となり、BC埼玉武蔵に在籍する田沢純一投手は、今秋のドラフト会議での指名を経てNPB入りが実現する。

田沢のNPB入りに道が開けた。日本野球機構(NPB)と12球団は、日本のドラフト指名を拒否して海外プロリーグでプレーした選手とは一定期間契約できないとする「田沢ルール」の撤廃を決定。米大リーグを経て現在BC埼玉武蔵に所属する田沢は、来月のドラフト会議の対象選手となり、来季からNPBでプレー可能となった。

「田沢ルール」とは、2008年に新日本石油ENEOS(現ENEOS)の田沢が日本のドラフト指名を拒否してレッドソックス入りした際に設けられた12球団の申し合わせ。

「アマ選手がドラフト前にNPB球団の指名を拒否、またはドラフト会議で交渉権を得た球団への入団を拒否し、外国球団と契約した場合、外国球団との契約が切れてから、高校出身は3年間、大学・社会人出身は2年間、ドラフト指名しない」と定められた。

同ルールは有望な若手選手の海外流出を防ぐ目的で設けられたが、12球団内でも12年頃から見直しを求める声が出ていた。今年3月、田沢のレッズ退団後から具体的な検討を進め、選手会からの撤廃要望も踏まえ、この日の実行委員会で正式決定に至った。

背景には、日本プロ野球の環境充実がある。08年当時と比較して施設を含めた練習環境は向上し、報酬も米マイナーより手厚い。また、多くの球団がポスティングシステムを利用して選手の夢を後押しするケースも増えている。大谷(エンゼルス)ら日本で研さんを積み、メジャー挑戦を果たす好例が多いことも撤廃に踏み切る要因となったようだ。

当初のルールでは、田沢は最短で22年シーズンからしかNPBでプレーできなかったが、来月のドラフト指名を経て来季から“NPBデビュー”を果たす可能性が高まってきた。メジャー通算388登板の右腕は一躍、今秋ドラフトの注目選手となりそうだ。



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バレるドラフト隠し玉、スカウトには痛し痒し

9/8、日刊ゲンダイ26面より
6日、高校生合同練習会の最終日が東京ドームで行われ、高校生41人が参加。プロのスカウト75人、大学、社会人、独立リーグなどアマチュア関係者5人がネット裏に集結した。

参加した高校生は、大半がドラフト4位以下~育成で指名されるかどうかという選手。昨秋の神宮大会で準優勝、甲子園交流試合にも出場した注目株の左腕、健大高崎・下(動画)は、打者7人に対し、2安打2四球と制球に苦しむなど、万全の状態ではなかったが、セ球団のスカウトは目立った選手についてこう言った。

「この日、揃って最速147キロをマークした国学院栃木・シャピロ・マシュー・一郎(動画)浦和実・豆田泰志(動画)は、県の独自大会時は球が高めに抜けるなど、制球に苦しんでいた印象があるが、その点は修正、向上していた。シャピロはアメリカ人とのハーフで伸びしろもありそうです。野手では、5安打を放った遊撃手の上田西・高寺望夢(動画)がミート力の高さと肩の強さ、一塁到達タイムが44を切るなど、走攻守でアピールをしていました」

高校生にとっては練習会のメリットは小さくない。練習会の結果次第でプラス評価を得られるし、下のように本調子ではなくとも、伸びしろが重視されれば評価がガタ落ちすることもない。ただ、プロ側とすれば、必ずしもメリットばかりではないという。パ球団のスカウトは「一度に多くの選手をチェックできる機会になりましたが・・・」と、こう明かす。

「練習会に参加したある地区の高校生の中に、コッソリと下位で指名できたらという投手がいた。他球団はほぼノーマークでしたからね。ところが、その投手はコロナ禍でアピールの場が少なかったことでプロに指名されるかどうか不安を抱き、練習会に参加することになった。練習会に出れば、他球団に存在がバレて、競合してしまう恐れがある。かといって、『練習会に出ないでくれ』とは言えないし、まして指名を確約することもできない。マイナスの部分もありますね」

来年以降の開催は未定だが、練習会はプロにとって「痛し痒し」のようだ。



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プロ志望高校生練習会、神奈川ゼロの怪

9/8、夕刊フジ26面より
「プロ志望高校生合同練習会」が6日、前日5日に続いて東京ドームで開催。参加した東日本の高校3年生41人のうち、強豪校がひしめく神奈川県の選手はなぜか1人もいなかった。

この日は12球団のスカウト75人が集結。ネット裏から逸材の発掘に熱視線を送りつつ、“神奈川ゼロ”の話題に花を咲かせた。あるセ・リーグ球団のスカウトが神奈川の名門校に問い合わせたところ「スカウトには練習試合で十分見てもらっているので出さない」と説明されたという。

神奈川の高校からは6人がプロ志望届を提出しているが、複数のスカウトは「そのうち、県立高校の2人は見たことがない」という無名の存在。

それだけに「1人も出ていないのは、ちょっとおかしい。練習試合で見たといっても、神奈川はスカウトを独自大会で球場に入れてくれなかったから、十分ではない」と首をひねる。謎が謎を呼び、「神奈川の高野連が出ないように圧力をかけたのではないか」という推理まで飛び出した。

この日の参加者でスカウトの目を引いたのは、中日・石川翔投手の弟で青藍泰斗の石川慧亮外野手(動画)。シート打撃で左翼上段に特大弾を放った。上田西の高寺望夢遊撃手(動画)も5安打を放ち、高評価を得ていた。

コロナ禍で実戦が少なかった球児の救済措置として企画された初の試みには、甲子園球場での8月29、30日を合わせて、4日間で計118選手が参加。ただ、プロ側の掛け値なしの反応は「この中でドラフト(10月26日)で指名されるのは5人もいないと思う」(パ球団スカウト)というシビアなものだった。



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今秋ドラフトは無観客リモート方式で開催

9/8、スポーツ報知7面より
ウィズコロナのドラフト会議は、オンラインを導入した異例の“別室ドラフト”になる。NPBと12球団は実行委員会で10月26日に開催するドラフト会議の運営概要を承認。12球団の監督、幹部、スカウトらが一堂に会す従来の方式を変更し、球団ごとに個室から参加する新方式を採用する。

ドラフト当日はホテルに各球団の個室12部屋と抽選会場、オペレーションルームなどを用意。換気ができるよう窓付きの部屋に限定し、入室は各球団6人までに制限する。入室者は検温、消毒、マスク着用、1・5メートルの距離を保つことなどを徹底した上で、各部屋から会議に参加。各部屋には中継用のカメラとモニターを設置する。

1位指名が重複して抽選となった場合は、くじを引く代表者が抽選会場に移動。終了後に球団の個室に戻り、抽選が複数回発生した場合はこれを繰り返す形式を採る。恒例となっている1位指名確定後の取材はオンラインで対応。近年は抽選で約1000人のファンが入場しているが、今秋のドラフトは無観客で開催する。



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高校生2人、大学生8人がプロ志望届提出

9/8、スポーツ報知7面より
大学は、日体大の最速155キロ右腕・森博人投手(動画)8人が新たに加わり、計23人となった。

高校では、8月の甲子園での交流試合に参加した白樺学園のエース・片山楽生投手(動画)2人が提出。一方、春日井翔の林龍之介投手が取り下げ、計174人に。



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