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あのドラフト選手は今、岡本真也(ドラフト4位)

2020年05月20日

夕刊フジ27面「俺の人生第二章」より

2000中日ドラフト4位 岡本真也
ヤマハ・投手

華やかなプロ野球の世界を去り、第二の人生をたくましく生き抜いてきた男たちはいま、新型コロナウイルスといかに戦っているのか。短期集中連載の第1回に登場するのは中日、西武、楽天、韓国LGで中継ぎ投手として活躍した岡本真也氏(2000中日4位)

仙台市国分町で営むもつ鍋店「真」は間もなく開店9年を迎えるが、東北一の歓楽街も人影がなく店舗は休業中だ。球音が聞こえない初めての春に何を思うのか。

コロナの影響を感じ始めたのは3月上旬のこと。歓送迎会のキャンセルが相次ぎました。それでも例年はプロ野球が開幕すると、現役時代から私を応援してくださった方、プロ野球ファンの方が集い忙しくなりますが、3月20日の開幕も延期。久しぶりに本拠地開幕だった楽天の対戦相手、オリックスの首脳陣はうちの店で決起集会を開く予定でしたが、それも流れてしまいました。

いつもはたくさんの人でにぎわう国分町も、3月末を境に風景が一変。近くの英国風パブで複数の罹患者が出たことで、人出がパッタリと途絶えました。お店の売り上げも1日5000円ほどにしかならず、アルバイト店員への支払いもままならない。苦渋の決断でしたが、4月4日より休業を決断しました。

そこからはまず、宮城労働局でアルバイトの給与を支払うために、雇用調整助成金の申請をしましたが、職員の方の説明は三者三様で戸惑うばかり。書類に記入する内容も専門家ですら難儀するほどでしたが、知人に聞きながら解読し、ようやく提出に至りました。

次は宮城県から一律30万円、さらに仙台市から独自に10万円(※現在は40万円に増額)支給される感染拡大防止に関する協力金の申請。それでも店舗や自宅の家賃、光熱費などを考えると、約2カ月しか持ちこたえられない。先が見えない中で維持するには正直、足りません。

現役最終年だった2011年は楽天でプレー。3月には東日本大震災に遭いましたが、あのときは震災復興に向けて全国から人が集まり、街に活気が戻りました。今は雰囲気がまったく違う。日中はさておき、夜は人通りが戻ってきていない。今月開催予定だった仙台青葉まつり、7月の仙台七夕まつりも中止が決まったのは痛手です。

7日には政府の緊急事態宣言が宮城県でも解除され、「3密」になるとされる接待を伴う飲食店も一斉に再開。周辺の飲食店も半数が時短営業などでシャッターを開けましたが、感染の第2波、第3波も警戒しないといけない。うちは5月末までは人の流れを見極めて静観するつもりです。

実は今年、昭和49年(1974年)生まれのプロ野球選手が結集して野球教室や講演会を開く組織を、開幕と同時に立ち上げる予定でした。部坂俊之(現楽天アマチュアスカウト)を筆頭に、ロッテの井口監督や今岡2軍監督らも賛同してくれています。

私もしっかり指導できるよう、昨年からジムにも通い始めましたがコロナの影響で閉鎖され、この1カ月半で約10キロ太ってしまう始末・・・。外でジョギングするにもマスクなしのランナーが多く、感染しないか怖くてなかなか一歩を踏み出せません。

さまざまな事柄について「これからどうなるのか・・・」と思い悩む日々ですが、まずはプロ野球がどうにか開幕してほしい。店舗再開への準備をしながら、そう願う日々です。



下は2000ドラフトで中日が指名した選手です。岡本真也は4位指名入団。プロでの成績はこちら

中日の2000ドラフト指名選手
1位中里 篤史春日部共栄高投手
2位洗平 竜也東北福祉大投手
3位井本 直樹新日鉄名古屋投手
4位岡本 真也ヤマハ投手
5位土谷 鉄平津久見高内野手
6位山崎 賢太島根商科専門学校投手
7位仲沢 忠厚敦賀気比高内野手
8位辻田 摂PL学園高出内野手
プロ入り後の成績


某スカウト「地方の選手はドラフト不利になるかも」

2020年05月19日

5/19、日刊ゲンダイ24面より
8月10日に開幕する予定だった夏の甲子園大会が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、中止の可能性が出てきた。中止になれば戦後初。史上初の中止となった3月のセンバツに続く重い決断となる。高野連は20日の運営委員会で正式決定する見込みだ。

高校3年生はさぞ無念だろう。春も夏も夢の舞台が消滅する上、春の県大会を準々決勝まで開催した沖縄以外、今年は1試合も公式戦を経験できていない。

特に地方の高校生は無念ではないか。例えば岩手県はいまだに感染者ゼロ。県内限定で練習試合も行われている。全国的には通常通りの練習が可能な地域もある。12日には全日本大学野球選手権も中止が決まった。高校、大学球界は壊滅状態だ。

あるプロ球団のスカウトがこう言う。

「こうなると、地方の大学生、高校生の判断が難しくなる。大学の場合は各リーグ、高校の場合は各県ごとのレベルが大都市圏より落ちることが多いからです。地方で活躍している選手の場合、甲子園などの全国大会で通用するかをチェックする必要がある。それがなくなれば、どうしても、地方の大学、高校生はリストに入れられなくなります」

甲子園が中止になれば、地方の高校3年生がプロにアピールする機会は消滅する。各都道府県の夏季大会も現状、開催できるかは不透明だ。

前出のスカウトは、「やるなら県大会は見に行きたいけど、コロナの影響は、スカウトが首都圏より足を運びづらい地方の中堅校がしわ寄せが食うでしょう。こういうところにも磨けば光る原石がいて、甲子園の大舞台で才能が花開くケースもある。ただ、春も夏も中止になった今年はどう考えても、このレベルの選手を発掘できませんから」と指摘する。

高校3年生球児の悔しさは誰もが同じとはいえ、状況的には首都圏より地方の球児の方が“無念度”は高そうだ。



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無観客試合でのスカウト視察の可否について協議へ

5/19、スポーツ報知4面より
全国高校野球選手権大会の中止が濃厚となり、各都道府県単位で地方大会の実施が検討されていることなどを受け、日本野球機構(NPB)が無観客試合でのスカウト視察の可否について関係団体と協議を行う可能性が出てきた。

NPBの井原事務局長は「先方の事情もあるし、問い合わせはまだタイミング的に失礼」とした上で、「高野連さん、学生野球連盟さんには今後、ご相談ベースで話をしないといけない」との認識を示した。アマ側にとっても、野球を続ける希望を持つ選手にとって貴重なアピールの場となるだけに、難しい判断となりそうだ。



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細川凌平(智弁和歌山)、スカウト「打ち方がいい」

5/18、日刊スポーツ4面より

細川凌平(智弁和歌山高・遊撃手)
174cm・右投左打・動画

智弁和歌山・細川凌平内野手(動画)は昨秋、プロ入りをかなえるため1つの決断を下した。

「ショート1本で勝負する気持ちで固まっている。高卒でプロがずっと目標だったので、そこに向けてのチャレンジ」。中堅手から遊撃手への転向。ボーイズリーグ日本代表として世界一を経験した中学3年以来3年ぶり。先を考えた中谷仁監督の助言もあっての判断だ。

身体能力と打撃技術を評価されている。50メートル5秒8の俊足を生かした守備は伸びしろ十分。打撃では昨秋の公式戦8試合で31打数15安打12打点、打率4割8分4厘とリードオフマンとしてチームを先導した。

ある球団のスカウトは「タイミングのいい打ち方をしてるしパンチ力がある。(逆方向の)左翼にも強く打てる」と攻守でのセンスを認める。

1学年上で現楽天の黒川からは「俺は怒ることしかできなかったけど、お前は周りの話も聞くこともできる」というエールとともに主将を受け継いだ。「黒川さんが一番身近でともに行動させてもらった人。(去年の)ドラフトの日は自分にとって本当に熱く燃えてくるモノがあって、来年はこの立場にと思った。その目標を達成させたい」。

好きな言葉は「志高心強」。バッグやグラブに刺しゅうも入れている。志を高く、心を強く持つ。細川にぴったりな言葉とともに、夢へ向けまい進する。



細川君のスカウト評はこちら

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小深田大地(履正社)、スカウトは打撃技術を評価

5/18、日刊スポーツ4面より

小深田大地(履正社高・三塁手)
178cm・右投左打・動画

時には涙も糧に、成長してきた。履正社(大阪)の小深田大地内野手(動画)は178センチ、90キロの馬力あるボディーを土台とした長打力が持ち味。高校通算29本塁打を数える。視察を続けるNPBスカウトの1人は「打ち損じをしない。力もある」と技術を評価する。

1年夏からレギュラー。主軸を担う重要性は痛いほど自覚している。昨秋の茨城国体。準決勝で海星(長崎)に敗れた後、やりきった表情を見せる現阪神井上の横には1人泣きじゃくる小深田の姿があった。4点を追う9回裏2死満塁。好機で3番の小深田が空振り三振に倒れて試合終了。

「勝てる試合だった。井上さんの前で終わってしまった。3年生は最後。僕で終わるのは違う」。4番の井上に回せず、悔し泣き。目を赤くし「後ろにつなげる打者を目指します」と宣言した姿が印象的だった。

新チームとなった昨秋は3番に座り、公式戦11試合で37打数20安打17打点、打率5割4分1厘。近畿大会準々決勝の京都翔英戦では、右翼へコールド勝ちを決めるサヨナラ3ラン。3安打4打点と主軸の座に恥じない活躍でセンバツ出場を引き寄せた。

「チームを救える打者になりたい」。井上やロッテ安田のように-。プロ入りをかなえた先輩たちの背中を追う。



小深田君のバッティング動画はこちら



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