橋本到(楽天戦力外)、巨人アカデミーのコーチに
2019年12月15日
12/15、スポーツ報知4面より
楽天・橋本到外野手(2008巨人4位)が今季限りで現役を引退し、古巣・巨人の「ジャイアンツアカデミー」のコーチに就任する見込みであることが14日、分かった。
仙台育英高から08年ドラフト4位で巨人に入団。俊足好打の外野手として14年には103試合に出場したが、昨季は右ふくらはぎを痛めた影響で1軍出場がなく、オフに金銭トレードで楽天に移籍。地元での再起を目指したが、11試合の出場で9打数無安打に終わり、10月に戦力外通告を受けていた。
現役続行を希望し、1月の12球団合同トライアウトを受験。「次があればうれしい」と話していたが、吉報は届かなかった。通算成績は404試合出場で、打率2割4分1厘、9本塁打、79打点。
下は2008ドラフトで巨人が指名した選手です。橋本到は1位指名され入団。プロでの成績はこちら
2008巨人ドラフト4位 橋本到 仙台育英高・外野手 |
楽天・橋本到外野手(2008巨人4位)が今季限りで現役を引退し、古巣・巨人の「ジャイアンツアカデミー」のコーチに就任する見込みであることが14日、分かった。
仙台育英高から08年ドラフト4位で巨人に入団。俊足好打の外野手として14年には103試合に出場したが、昨季は右ふくらはぎを痛めた影響で1軍出場がなく、オフに金銭トレードで楽天に移籍。地元での再起を目指したが、11試合の出場で9打数無安打に終わり、10月に戦力外通告を受けていた。
現役続行を希望し、1月の12球団合同トライアウトを受験。「次があればうれしい」と話していたが、吉報は届かなかった。通算成績は404試合出場で、打率2割4分1厘、9本塁打、79打点。
下は2008ドラフトで巨人が指名した選手です。橋本到は1位指名され入団。プロでの成績はこちら
巨人の2008ドラフト指名選手 | |||
1位 | 大田 泰示 | 東海大相模高 | 内野手 |
2位 | 宮本 武文 | 倉敷高 | 投手 |
3位 | 斎藤 圭祐 | 千葉経大付高 | 投手 |
4位 | 橋本 到 | 仙台育英高 | 外野手 |
5位 | 笠原 将生 | 福岡工大城東高 | 投手 |
6位 | 仲沢 広基 | 国際武道大 | 内野手 |
★プロ入り後の成績★ |
一匹狼と呼ばれたスカウトが獲得した森本稀哲
西日本スポーツ15面「一匹狼と呼ばれたスカウト山田正雄」より
山田は1986年に一般企業を退職し、日本ハムのスカウトとして球界に復帰した。1年目に担当した逸材がドラフトで指名された。入団にこぎつけた第1号の選手だ。高卒の内野手。新米スカウトはゾッコンだった。「足が速い。体もいい。打撃の形もいいし、飛ばす」。
50メートル5秒7の快足が最大の武器。未来のサードのレギュラー候補に入れ込んだ。自宅に招待し「プロ野球の世界とは・・・」とレクチャーし始めた、その時だった。聞いていると思いや、その選手は居眠りしていた。
素材は抜群でも内面がネックだった。人が見ていないところでは、練習しない。同僚に誘われると断れず、つるんで外出した。フリー打撃で柵越えを連発しても実戦に入ると打てず、研究や工夫をすることもなかった。ひたむきに練習する心、熱心に勉強し、配球などを理解しようとする姿勢の両方が欠けていた。その内野手は大成しなかった。
スカウト1年目の失敗。この教訓を生かすと心に決めた。「選手の性格を見抜いていかないといけない。外見で見えるものと内面は絶対に違う。選手が成功するためには内面的なことが重要」。山田が後のスカウト活動で、人間性を重点的にチェックするようになったゆえんである。
練習に取り組む姿勢も「周囲が黙っていても、やるような選手。俺がいちいち練習しないとダメだよと言うような選手は絶対に獲ってはいけない」と固く決意した。
学校側に連絡を入れず、監督がグラウンドで目を光らせていない時間帯に抜き打ちで選手の練習をチェックしたこともあった。有望な高校生を極秘視察した。日本ハムが1998年度ドラフト4位で獲得した帝京・森本稀哲(1998日ハム4位)。走攻守の三拍子そろった逸材。
森本は、プロ球団のスカウトの前で元気にアピールするタイプで「それが本当の姿なのかを見たい」とミッションを決行した。
帝京の校舎横にあるビルに潜入した。3階のスペースに入り込み、ガラス張りから帝京のグラウンドをまじまじと見た。選手たちはトンボがけをしていた。監督はいない。一生懸命やっているふりをする選手、座り込む選手・・・。そんな中、森本は自分が任されたグラウンドのエリアを黙々と整備していた。
「あいつはずーっと、トンボをかけていた」。周囲の監視がないと思っていても一生懸命、取り組む姿に「うそはない。性格は、絶対に大丈夫」と評価が決まった。
森本は、日本ハム時代に新庄剛志、稲葉篤紀と鉄壁の外野陣を形成した。明るいキャラクターで、ムードメーカーぶりも発揮して人気が高かった。徹底的に内面を見抜いたスカウト時代。ドラフト上位候補の逸材でも、性格や練習態度を見て指名を断念したことは「たくさんありますよ」と平然と言う。
山田の恩師である親分こと大沢啓二は「お前、すげえな。性格、分かるのか?。どこで調べた?、誰かに聞いてきたのか?」と驚いていたという。
下は1998ドラフトで日ハムが指名した選手です。森本稀哲は4位指名入団。プロでの成績はこちら
1998日本ハムドラフト4位 森本稀哲 帝京高・内野手 |
山田は1986年に一般企業を退職し、日本ハムのスカウトとして球界に復帰した。1年目に担当した逸材がドラフトで指名された。入団にこぎつけた第1号の選手だ。高卒の内野手。新米スカウトはゾッコンだった。「足が速い。体もいい。打撃の形もいいし、飛ばす」。
50メートル5秒7の快足が最大の武器。未来のサードのレギュラー候補に入れ込んだ。自宅に招待し「プロ野球の世界とは・・・」とレクチャーし始めた、その時だった。聞いていると思いや、その選手は居眠りしていた。
素材は抜群でも内面がネックだった。人が見ていないところでは、練習しない。同僚に誘われると断れず、つるんで外出した。フリー打撃で柵越えを連発しても実戦に入ると打てず、研究や工夫をすることもなかった。ひたむきに練習する心、熱心に勉強し、配球などを理解しようとする姿勢の両方が欠けていた。その内野手は大成しなかった。
スカウト1年目の失敗。この教訓を生かすと心に決めた。「選手の性格を見抜いていかないといけない。外見で見えるものと内面は絶対に違う。選手が成功するためには内面的なことが重要」。山田が後のスカウト活動で、人間性を重点的にチェックするようになったゆえんである。
練習に取り組む姿勢も「周囲が黙っていても、やるような選手。俺がいちいち練習しないとダメだよと言うような選手は絶対に獲ってはいけない」と固く決意した。
学校側に連絡を入れず、監督がグラウンドで目を光らせていない時間帯に抜き打ちで選手の練習をチェックしたこともあった。有望な高校生を極秘視察した。日本ハムが1998年度ドラフト4位で獲得した帝京・森本稀哲(1998日ハム4位)。走攻守の三拍子そろった逸材。
森本は、プロ球団のスカウトの前で元気にアピールするタイプで「それが本当の姿なのかを見たい」とミッションを決行した。
帝京の校舎横にあるビルに潜入した。3階のスペースに入り込み、ガラス張りから帝京のグラウンドをまじまじと見た。選手たちはトンボがけをしていた。監督はいない。一生懸命やっているふりをする選手、座り込む選手・・・。そんな中、森本は自分が任されたグラウンドのエリアを黙々と整備していた。
「あいつはずーっと、トンボをかけていた」。周囲の監視がないと思っていても一生懸命、取り組む姿に「うそはない。性格は、絶対に大丈夫」と評価が決まった。
森本は、日本ハム時代に新庄剛志、稲葉篤紀と鉄壁の外野陣を形成した。明るいキャラクターで、ムードメーカーぶりも発揮して人気が高かった。徹底的に内面を見抜いたスカウト時代。ドラフト上位候補の逸材でも、性格や練習態度を見て指名を断念したことは「たくさんありますよ」と平然と言う。
山田の恩師である親分こと大沢啓二は「お前、すげえな。性格、分かるのか?。どこで調べた?、誰かに聞いてきたのか?」と驚いていたという。
下は1998ドラフトで日ハムが指名した選手です。森本稀哲は4位指名入団。プロでの成績はこちら
日本ハムの1998ドラフト指名選手 | |||
1位 | 実松 一成 | 佐賀学園高 | 捕手 |
2位 | 建山 義紀 | 松下電器 | 投手 |
3位 | 立石 尚行 | NTT関東 | 投手 |
4位 | 森本 稀哲 | 帝京高 | 内野手 |
5位 | 阿久根 鋼吉 | NTT関東 | 内野手 |
6位 | 伊藤 剛 | NTT関東 | 投手 |
★プロ入り後の成績★ |
近藤弘基(中日戦力外)、2軍サブマネジャーに転身
2019年12月14日
12/14、日刊スポーツ4面「さよならプロ野球」より
中日に球界では異例の親子スタッフが誕生する。今季限りで戦力外通告を受け、現役を引退した近藤弘基外野手2014育成4位)は来季から2軍サブマネジャーに就任する予定だ。父はスカウトを務める真市氏だ。
近藤は享栄高から名城大を経て14年育成ドラフト4位で中日に入団。16年に支配下登録を勝ち取り、同年2本塁打を放ち、存在感を見せた。しかし、16年の21試合出場を最多に、今季は1軍に上がることなくシーズンを終えた。トライアウトに参加したが、獲得球団はなく、グラウンドを去った。
「子ともにユニホーム姿を見せたかったけど、これからも妻と子どもを支えていきたい」。中日からマネジャー職の打診を受け、気持ちを切り替えた。
父・真市氏も86年ドラフト1位で中日に入団。翌年にプロ野球史上初のデビュー戦ノーヒットノーランを達成した。しかし、肩、肘の故障から8年目の94年に現役引退。その後は打撃投手、スカウト、投手コーチを歴任し、今季からスカウトに返り咲いた。
裏方に回る息子へ、「何でも経験。後輩たちには時には厳しく、時には優しく接していって欲しい」とエールを送る。
近藤は新たな仕事への決意を語る。「選手時代にも素晴らしい環境をつくってくれたのは、球団スタッフのおかげ。これからは恩返しの意味でも、やるからにはきっちり仕事をしていきたい」。26歳の若さでユニホームを脱いだ。くしくも父・真市氏がユニホームを脱いだ年齢と同じだ。環境は違うが、来季から親子で竜を支える。
下は2014育成ドラフトで中日が指名した選手です。4位指名・近藤弘基のプロでの成績はこちら
2014中日(育成)ドラフト4位 近藤弘基 名城大・外野手 |
中日に球界では異例の親子スタッフが誕生する。今季限りで戦力外通告を受け、現役を引退した近藤弘基外野手2014育成4位)は来季から2軍サブマネジャーに就任する予定だ。父はスカウトを務める真市氏だ。
近藤は享栄高から名城大を経て14年育成ドラフト4位で中日に入団。16年に支配下登録を勝ち取り、同年2本塁打を放ち、存在感を見せた。しかし、16年の21試合出場を最多に、今季は1軍に上がることなくシーズンを終えた。トライアウトに参加したが、獲得球団はなく、グラウンドを去った。
「子ともにユニホーム姿を見せたかったけど、これからも妻と子どもを支えていきたい」。中日からマネジャー職の打診を受け、気持ちを切り替えた。
父・真市氏も86年ドラフト1位で中日に入団。翌年にプロ野球史上初のデビュー戦ノーヒットノーランを達成した。しかし、肩、肘の故障から8年目の94年に現役引退。その後は打撃投手、スカウト、投手コーチを歴任し、今季からスカウトに返り咲いた。
裏方に回る息子へ、「何でも経験。後輩たちには時には厳しく、時には優しく接していって欲しい」とエールを送る。
近藤は新たな仕事への決意を語る。「選手時代にも素晴らしい環境をつくってくれたのは、球団スタッフのおかげ。これからは恩返しの意味でも、やるからにはきっちり仕事をしていきたい」。26歳の若さでユニホームを脱いだ。くしくも父・真市氏がユニホームを脱いだ年齢と同じだ。環境は違うが、来季から親子で竜を支える。
下は2014育成ドラフトで中日が指名した選手です。4位指名・近藤弘基のプロでの成績はこちら
中日の2014育成ドラフト指名選手 | |||
育1 | 佐藤 雄偉知 | 東海大相模高 | 投手 |
育2 | 石垣 幸大 | いなべ総合高 | 投手 |
育3 | 藤吉 優 | 秀岳館高 | 捕手 |
育4 | 近藤 弘基 | 名城大 | 外野手 |
★プロ入り後の成績★ |
ドラフト指名漏れの栗田和斗(知徳)、駒沢大に合格
12/14、スポーツ報知websiteより (source)
MAX147キロを誇る知徳高野球部の栗田和斗投手(動画)が13日、東都1部リーグ・駒大のスポーツ推薦入試に合格した。身長187センチの大型右腕は「4年後のプロを目指してやっていく」と、意気込みを新たにした。
高校入学時に捕手から投手に転向したため、2年時の球速は130キロ台。それが、約1年で体重を72キロから90キロまで増やし、スピードも上げていった「未完の大器」だ。2年秋にはチームの県8強入りに貢献も、最後の夏は2回戦で静岡商に敗退。ドラフト指名もなく「両親に恩返ししたかった」と落ち込んだが、すぐに切り替えた。
11月には神宮球場に足を運んで駒大の試合を観戦。「初めて行きましたが、すごくきれいな球場でした。あそこで投げるイメージができました」。観戦して、大学生の技術の高さも実感した。「球質を上げて、1年目から試合で投げられるよう頑張りたい」と栗田。
母校に送り出す知徳の初鹿文彦監督も「技術はもちろん、人間的にもひと回り成長してほしい。そして高校でかなわなかったプロという夢を実現してほしい」とエールを送った。
栗田君のピッチング動画はこちら
栗田 和斗 (知徳高・投手) 187cm・右投右打・動画 |
MAX147キロを誇る知徳高野球部の栗田和斗投手(動画)が13日、東都1部リーグ・駒大のスポーツ推薦入試に合格した。身長187センチの大型右腕は「4年後のプロを目指してやっていく」と、意気込みを新たにした。
高校入学時に捕手から投手に転向したため、2年時の球速は130キロ台。それが、約1年で体重を72キロから90キロまで増やし、スピードも上げていった「未完の大器」だ。2年秋にはチームの県8強入りに貢献も、最後の夏は2回戦で静岡商に敗退。ドラフト指名もなく「両親に恩返ししたかった」と落ち込んだが、すぐに切り替えた。
11月には神宮球場に足を運んで駒大の試合を観戦。「初めて行きましたが、すごくきれいな球場でした。あそこで投げるイメージができました」。観戦して、大学生の技術の高さも実感した。「球質を上げて、1年目から試合で投げられるよう頑張りたい」と栗田。
母校に送り出す知徳の初鹿文彦監督も「技術はもちろん、人間的にもひと回り成長してほしい。そして高校でかなわなかったプロという夢を実現してほしい」とエールを送った。
栗田君のピッチング動画はこちら
駒沢大野球部のスポーツ推薦合格者(2020年度)
下は駒沢大野球部の2020年度スポーツ推薦合格者です(計18人)
日刊スポーツ(12月14日4面記事)を参考にしました。
投手 | |
栗田 和斗 | 知徳 |
平賀 雄大 | 岡山理大付 |
星野 恒太朗 | 福岡大大濠 |
三浦 颯斗 | 八戸西 |
米山 魁乙 (スカウト評) | 昌平 |
捕手 | |
池上 歩 | 崇徳 |
岩本 皓多 | 関西 |
荻野 魁也 | 岩倉 |
神宮 隆太 | 西日本短大付 |
内野手 | |
高田 祐輝 | 倉敷工 |
藤原 涼雅 | 学法石川 |
藤村 光政 | 京都外大西 |
外野手 | |
今江 康介 | 東海大菅生 |
大宮 昂汰郎 | 札幌第一 |
尾崎 弘季 | 中京大中京 |
各務 泰生 | 駒大苫小牧 |
能仁 陸 | 広島工 |
橋口 采生 | 日大豊山 |
日刊スポーツ(12月14日4面記事)を参考にしました。
draftkaigi at 07:02|この記事のURL│
│大学野球スポーツ推薦合格者&入部予定者