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中田惟斗(大阪桐蔭)、ドラフト指名を待つ

2019年10月13日

10/13、スポーツニッポン6面「隠れた逸材ファイル」より

中田 惟斗 (大阪桐蔭高・投手)
181cm・右投右打・動画

最強世代の後輩として、プロの荒波に飛び込む覚悟はできている。昨年の甲子園大会で2度目の春夏連覇を達成し、その後のドラフト会議で根尾(中日1位)、藤原(ロッテ1位)、横川(巨人4位)、柿木(日本ハム5位)の4人が指名されたあとの大阪桐蔭のエースナンバーを背負った中田(動画)は、真っすぐなまなざしで決意を語った。

「1個上の先輩は4人ともプロに入った。根尾さんたちを目の前で見て刺激を受けてきたので自分も挑戦したいと思った」。根尾の1軍デビューだった9月29日の阪神戦をテレビ観戦。翌30日を含めルーキーイヤーは2打席2三振に終わった先輩の姿を見ると同時に悔しさを想像し、さらなる練習への糧としている。

中学3年時には侍ジャパンの一員として、今秋ドラフト候補に挙がる興南・宮城、横浜・及川らとU15ワールドカップに出場した逸材。背番号1で臨んだ今夏は大阪大会準々決勝・金光大阪戦で延長14回、200球完投も及ばず、タイブレークの末に逆転サヨナラ負けで涙した。

平成時代に春夏10度ずつの甲子園出場と計8度の優勝を誇った大阪桐蔭にあって、11年以来8年ぶりに春夏とも出場を逃す屈辱だった。早すぎる夏の終わりから2ヵ月以上が過ぎ、現在は最速147キロの球速をアップさせるため、下半身のトレーニングを中心に練習に励んでいる。

「志望届は最初から出すつもりでした。心変わりはありません」。投手になりたいと思ったのは、横浜・松坂大輔が甲子園制覇したDVDを見て憧れたから。新旧の春夏連覇メンバーに影響を受けた右腕は、偉大な先輩と同じ舞台に立つチャンスを待っている。



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draftkaigi at 07:01|この記事のURL│ │高校 

松岡洸希(BC武蔵)、10球団から調査書届く

Full-Countより (source)

松岡 洸希(埼玉武蔵ヒートベアーズ・投手)
179cm・右投右打・動画

ルートインBCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズの高卒1年目の19歳、松岡洸希投手(動画)に17日のドラフト会議を前にNPB10球団から調査書が届いている。

松岡は9月25日のルートインBCリーグ選抜メンバーとして、オリックス2軍戦に登板。元韓国代表でヤクルトの守護神だった林昌勇投手をほうふつさせるダイナミックなフォームで自己最速の149キロをマークするなど、多くのスカウトの前でアピールしていた。

松岡は埼玉県立の桶川西高校を昨年卒業し、ルートインBCリーグの埼玉武蔵に入団した。高校時代は三塁手で控え投手だったが「上でやっていくには自分は投手がいいと思いました」と本格的に投手に。

元ロッテの角晃多監督、元楽天の片山博視投手コーチ兼選手が体の使い方を見て、オーバースローからサイドスローに転向させると才能が開花。6月に行われたDeNA2軍戦では1イニング3奪三振と好投を見せ、プロの目に留まった。

サイドスロー転向から半年しか経っていないが、伸びしろは十分。昨年の今頃は「(NPBのドラフト候補になるとは)全く想像もしていませんでした」と驚いているが、「これまでやってきたことが間違っていなかったと思います。周りの方々に感謝したいです」と話し、静かに運命の日を待っている。



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draftkaigi at 07:00|この記事のURL│ │独立リーグ 

石川昂弥(東邦)全12球団から調査書、中日4人態勢

2019年10月12日

10/12、中日スポーツ8面「ドラフトを待つ」より

石川 昂弥 (東邦高・三塁手兼投手)
185cm・右投右打・動画

プロ側が探し求めるホットコーナーを守れる右打ちの大砲。東邦高の石川昂弥(動画)は、多くの条件を満たす1位候補として、満を持してドラフトを迎える。「いよいよだな、迫ってきたなと思う」。本番まで1週間を切り、気持ちは高ぶりつつあるようだ。

積み上げた高校通算本塁打は55本。今春センバツではエース、主砲、主将として、同校の30年ぶりの優勝に大きく貢献した。さらに、8月末から韓国で開催されたU―18W杯では日本の4番を打ち、木製バットで1本塁打、打率.333、チームトップタイの9打点と好成績を残した。広角に打てる長打力に加え、安定した三塁の守備も評価を高めている。

「センバツまでは何位でもいいから、プロになりたいという気持ちだった。でもU―18で、木製バットで結果を出せて自信になった。評価もしてもらえたと思う」。だから、今は堂々と言う。「外れでもいい。1位でプロに行きたい」。いの一番に名前が読み上げられることを願っている。

プロ側の評価の指標となる調査書は、全12球団から届いた。各球団と面談し、中でも地元・中日からは4人のスカウトが訪れ、説明を受けた。「評価していただいていると感じた」。12球団OKの姿勢だが、昨年の根尾と同様、中日とは小学時代にドラゴンズジュニアでプレーした縁もある。その行き先に、注目が集まる。

▼中日・中原スカウト
「(根尾について)コースに逆らわず、どこにでも放り込める。将来的に中軸を打てる素材です」




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draftkaigi at 07:02|この記事のURL│ │中日 

松田亘哲(名古屋大)、7球団から調査書届く

10/12、スポーツニッポン4面「隠れた逸材ファイル」より

松田 亘哲 (名古屋大・投手)
176cm・左投左打・動画

異色の男が力で夢の扉の前まで来た。旧帝大の一つ、名古屋大の松田(動画)は「黒縁メガネ」がトレードマークの左腕。江南高時代はバレーボール部に所属し、大学入学後に初めて硬式野球を始め最速148キロを計測するまでになった。

「今はどんな相手でも9イニング投げられる手応えがあります。ストライクを取れるようになって、安定したピッチングができるようになりました」

話題先行だったが、今秋の愛知大学3部Bリーグでは先発した全3試合で完投勝利(1完封)。登板ごとにスカウト陣も増え7球団から調査書が届いた。現在は19日の愛知淑徳大との3部優勝決定戦に向け調整中。リーグ戦中に落ちた体重もベストの80キロまで回復した。

「変動は織り込み済み。こうなったらこうしようというのがあります」と増やした引き出しの多さも、人気アイドルグループ日向坂46の渡邉美穂のファンを公言する秀才左腕の武器の一つだ。

現状では下位指名があるかだが「自分ではどうしようもない部分。呼ばれることを信じ、その先を見据えて何をすべきか考えてトレーニングしています」。常に先を見て実行する行動力はプロに入っても必ず強みになるはず。

「どんな結果になっても4年間で積み上げてきたものは間違ってなかったと思います」。名古屋大からプロ入りすれば史上初。「国立大の星」として走り出す瞬間を信じて待つ。



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draftkaigi at 07:01|この記事のURL│ │大学 

2019ドラフト注目、本田健一郎(JFE東日本)

10/12、日刊スポーツ6面より

本田 健一郎 (JFE東日本・投手)
170cm・右投右打・動画

「プロで活躍できる投手になる」。JFE東日本へ入社した本田(動画)は、野球ノートの1ページ目にそう書いた。信念を秘め、力強く道を切り開いてきた。

日大鶴ヶ丘では2番手投手。進学した武蔵大も当時は首都大学野球2部。専門のコーチもいなかった。「目標を達成するには自分で考えてやるしかない」と自由に練習できる環境を成長の糧にした。

1年時は「サイドスローで145キロを出したらプロの目に留まる」と目標を立てるも、球速が上がらず。2年春のリーグ戦が終わると、自身の判断でスリークオーターに転向した。

1ヵ月の練習休みを利用し、バーベキュー施設でアルバイトをしながら自宅近くのジムでトレーニング。SNSを駆使し、ダルビッシュ、大谷のトレーニング法を調べてメニューを組んだ。この1ヵ月で球速が150キロまでアップした。直球の質も上がり、空振りが取れるようになった。

秋からはエースとしてチームをけん引。大卒プロ入りは果たせなかったが目標を高く立て直し、JFE東日本での野球に人生をかけた。1年目は腰と肘を痛めて出遅れたが、それが功を奏した。真っすぐの力が落ちる中、シンカーで打ち取る術を身につけた。下半身を鍛え、ケガが完治するとフォームも安定。

2年目の今年はキレのある直球にスライダーも武器に加え、都市対抗優勝に貢献した。落合監督から「都市対抗の陰のMVP」と認められるまでに成長した。

好きな言葉は「変化を怖がらない」。開拓してきた歩みに重ねた。「上を目指すために。信念を持って、試しながら変わってきた」と努力で掴んだチャンスに自信を見せる。大きな目標をかなえて、もっと大きく変わる時が来る。



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draftkaigi at 07:00|この記事のURL│ │社会人 


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