伊藤琉偉(BC新潟)、巨人「若いから伸びしろある」
2023年09月22日

伊藤琉偉(新潟アルビレックスBC・遊撃手) 180cm・左投右打・動画 |
今秋ドラフトでのNPB入りを目指す選手を中心に構成されたBCリーグ選抜とDeNA2軍の試合が21日、横須賀スタジアムで行われた。10球団のスカウトが視察に訪れる中、新潟の伊藤琉偉(動画)が1番・二塁で出場し、6打数3安打と気を吐いた。
第1打席は中前安打、第2打席は左前安打、第5打席は右前安打、2022年ドラフト4位ルーキーのDeNA・森下から2安打など広角に打ち分けアピールした。右打ちの21歳は、好調の理由を「内角をセンターからライトにさばく意識に変えたこと」と説明。
巨人・柏田スカウトは「うまく打っていた。若いから伸びしろがある」と評価した。
(9月21日 交流試合 DeNA二軍 10―7 BCリーグ選抜)

プロ1年目、12球団ドラフト指名選手ランキング
下は2022年ドラフト会議で指名された選手の1軍成績ランキングです。
【打者】プロ1年目、安打数ランキング(9月20日まで)
1位 75安打 門脇誠(巨人4位)
2位 74安打 茶野篤政(オリックス育成4位)
3位 70安打 森下翔太(阪神1位)
3位 70安打 福永裕基(中日7位)
5位 54安打 村松開人(中日2位)
6位 46安打 友杉篤輝(ロッテ2位)
7位 45安打 蛭間拓哉(西武1位)
8位 39安打 加藤豪将(日本ハム3位)
8位 39安打 奈良間大己(日本ハム5位)
10位 27安打 児玉亮涼(西武6位)
【投手】プロ1年目、勝利数ランキング(9月20日まで)
1位 7勝1セーブ 渡辺翔太(楽天3位)
2位 4勝0セーブ 荘司康誠(楽天1位)
3位 3勝0セーブ 吉村貢司郎(ヤクルト1位)
3位 3勝0セーブ 船迫大雅(巨人5位)
5位 2勝0セーブ 大津亮介(ソフトバンク2位)
5位 2勝0セーブ 田中千晴(巨人3位)
7位 0勝3セーブ 青山美夏人(西武4位)
8位 1勝0セーブ 仲地礼亜(中日1位)
8位 1勝0セーブ 金村尚真(日本ハム2位)
8位 1勝0セーブ 益田武尚(広島3位)
8位 1勝0セーブ 伊藤茉央(楽天4位)
8位 1勝0セーブ 富田蓮(阪神6位)
8位 1勝0セーブ 宮内春輝(日本ハム6位)
8位 1勝0セーブ 松井颯(巨人育成1位)
※セーブ数は「1セーブ=0.5勝」で換算。

1位 75安打 門脇誠(巨人4位)
2位 74安打 茶野篤政(オリックス育成4位)
3位 70安打 森下翔太(阪神1位)
3位 70安打 福永裕基(中日7位)
5位 54安打 村松開人(中日2位)
6位 46安打 友杉篤輝(ロッテ2位)
7位 45安打 蛭間拓哉(西武1位)
8位 39安打 加藤豪将(日本ハム3位)
8位 39安打 奈良間大己(日本ハム5位)
10位 27安打 児玉亮涼(西武6位)

1位 7勝1セーブ 渡辺翔太(楽天3位)
2位 4勝0セーブ 荘司康誠(楽天1位)
3位 3勝0セーブ 吉村貢司郎(ヤクルト1位)
3位 3勝0セーブ 船迫大雅(巨人5位)
5位 2勝0セーブ 大津亮介(ソフトバンク2位)
5位 2勝0セーブ 田中千晴(巨人3位)
7位 0勝3セーブ 青山美夏人(西武4位)
8位 1勝0セーブ 仲地礼亜(中日1位)
8位 1勝0セーブ 金村尚真(日本ハム2位)
8位 1勝0セーブ 益田武尚(広島3位)
8位 1勝0セーブ 伊藤茉央(楽天4位)
8位 1勝0セーブ 富田蓮(阪神6位)
8位 1勝0セーブ 宮内春輝(日本ハム6位)
8位 1勝0セーブ 松井颯(巨人育成1位)
※セーブ数は「1セーブ=0.5勝」で換算。
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伊藤琉偉(BC新潟)、楽天「打撃フォームいい」

伊藤琉偉(新潟アルビレックスBC・遊撃手) 180cm・左投右打・動画 |
ルートインBCリーグの選抜チームは21日、神奈川県の横須賀スタジアムでDeNA2軍との交流試合を行い7―10で敗れた。「1番・二塁」で出場した伊藤琉偉内野手(動画)は6打数3安打でアピールし「結果を残せて良かった」と振り返った。
本職は遊撃だが、内外野複数のポジションをこなせる守備力も魅力の一つ。視察した楽天・沖原佳典スカウトは「癖のない打撃フォームがいい」と評価した。
(9月21日 交流試合 DeNA二軍 10―7 BCリーグ選抜)

佐々木麟太郎(花巻東)、米国大学へ電撃訪問の舞台裏

佐々木麟太郎(花巻東高・一塁手) 183cm・右投左打・動画 |
プロか、それとも大学進学か──12球団のスカウトや大学関係者をヤキモキさせている高校通算140本塁打の花巻東・佐々木麟太郎(動画)に新たな選択肢が浮上した。大学は大学でも米国の野球強豪校に進学するプランだ。米球界関係者がこう言った。
「麟太郎は先週の金曜時点で米国にいたという話です。元レイズのデビッド・プライス、現カブスのダンズビー・スワンソンらメジャーのドラフト1巡目指名選手を輩出したバンダービルト大に足を運んでいる。おそらく施設などを見学したのでしょう。敏腕代理人であるスコット・ボラス氏の事務所がアテンドしたそうです。ボラス氏は花巻東の先輩の菊池雄星(ブルージェイズ)の代理人だけに、菊池の紹介があったのかもしれません」
新たな選択肢とはつまり、米国の大学を経由してのメジャー挑戦だ。花巻東OBの菊池や大谷翔平(エンゼルス)は、高校時代からメジャー挑戦を視野に入れていた。結果として日本ハムに入団した大谷にしても、当初は高校から直接メジャーに挑戦すると公言したくらい。
佐々木がいまやバリバリのメジャーリーガーとなった2人のOBの背中を追いたいと考えるのは自然なこと。本人には、いずれメジャーでプレーしたいという強い希望があるといわれる。「佐々木が米国の大学に進学した場合、最短2年でメジャー挑戦できるのです」と、メジャー球団のスカウトがこう続ける。
「米国の大学に2年間在籍、なおかつ21歳以上の選手は、7月に行われるメジャーのドラフトの対象になる。4月生まれで現在18歳の佐々木は来年9月に19歳で入学、2年後の4月で21歳になりますからね。2年間でドラフトの対象選手になるには、それなりの結果が求められますが、それがムリでも3、4年時にもチャンスはありますから」
問題は2年間、あるいは4年かけてメジャーが注目する選手になれるかどうだが、
「走れないうえに守れない。メジャーに挑戦するのであれば、ゆくゆくは年に30~40本塁打が期待できるような下地をつくることですが、いまのままでは厳しいと言わざるを得ません。内角速球を苦にするのは、体のキレがないから。184センチ、113キロは明らかに太り過ぎですよ。食欲旺盛と聞きましたけど、米国の食べ物は日本以上に高カロリーだし、よほど節制しないと、今以上に太ってしまう。膝や腰の故障も心配です」とは前出のスカウトだ。
佐々木は20日現在、プロ志望届を提出していない。大学進学か、プロ入りか、まだ結論が出ていないからだろう。大学進学は父親でもある花巻東の佐々木洋監督の意向が大きいといわれる。選手として未熟なだけでなく、長い人生において大学くらいは出ておいた方がプラスになる、と考えているのかもしれない。
そんな父親の意向もあるのか、佐々木本人は当初、プロか進学か逡巡していたが、今年に入って気持ちがプロ入りに傾いたという。佐々木監督は最終的に本人の意思に任せるつもりらしいが、進学を勧める父親と、プロに行きたい本人の意見は平行線をたどり、2人はうまくいっていないというウワサまであるほどなのだ。マスコミ関係者がこう言う。
「米国の大学への進学は両者の折衷案とも言える。大学に行ってさまざまな経験を積みながら、なおかつ2年で念願といわれるメジャーに挑戦できる可能性があるのですから」
今年のドラフトは10月26日、その対象となるプロ志望届の締め切りは10月12日だ。「佐々木獲得に最も熱心だったのは早稲田大と明治大。このうち明大は、佐々木がプロ志望届を提出するまで枠を空けて待つらしい」とはセ・リーグ球団のスカウト。新たな選択肢が浮上した佐々木の決断に、プロも大学も注目している。

