モイセエフ(豊川)、ヤクルト「今後も当然注目」
2024年03月20日
3/20、サンケイスポーツ5面より
ロシア出身の両親を持つプロ注目のスラッガー、モイセエフ(動画)は1―5で追う八回に右翼ポール際へ2点本塁打。反発力を抑えた新基準バットとなった今大会の1号を放ったが、相手エースの吉岡に3三振を喫した。
「追い込まれていたので特に狙い球は絞らず、全部の球に対応して後ろにつなごうという意識でやったら打てた」と1号を振り返ったが、九回2死満塁で空振り三振を喫して最後の打者になり「うれしいより、悔しい気持ちの方が強い」と笑顔は一切なかった。
▼ヤクルト・小川GM
「(モイセエフについて)大物感がある。体の力があるし、スイング力もあって、当然長打力もある。年齢的にもこれから。今後も当然注目していく選手」
(3月19日 センバツ甲子園1回戦 阿南光 11―4 豊川)
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モイセエフ・ニキータ(豊川高・外野手) 180cm・左投左打・動画 |
ロシア出身の両親を持つプロ注目のスラッガー、モイセエフ(動画)は1―5で追う八回に右翼ポール際へ2点本塁打。反発力を抑えた新基準バットとなった今大会の1号を放ったが、相手エースの吉岡に3三振を喫した。
「追い込まれていたので特に狙い球は絞らず、全部の球に対応して後ろにつなごうという意識でやったら打てた」と1号を振り返ったが、九回2死満塁で空振り三振を喫して最後の打者になり「うれしいより、悔しい気持ちの方が強い」と笑顔は一切なかった。
▼ヤクルト・小川GM
「(モイセエフについて)大物感がある。体の力があるし、スイング力もあって、当然長打力もある。年齢的にもこれから。今後も当然注目していく選手」
(3月19日 センバツ甲子園1回戦 阿南光 11―4 豊川)
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モイセエフ(豊川)、ロッテ「飛ばせるのは魅力」
3/20、スポーツニッポン4面より
新基準の低反発金属バットが聖地にキーンと高い音を奏でると、打球はあっという間に右翼ポール際に消えていた。豊川のモイセエフ・ニキータ(動画)が衝撃の本塁打を放った。「前の3打席捉えられなかったので後ろにつなぐ意識でした。追い込まれていたし全部の球に対応しようと」
1―5で迎えた8回1死一塁。3球目の浮いたフォークを仕留めた。「打った瞬間はあんまり覚えていないんです」と結果に驚き、ベース一周後は興奮気味にナインとハイタッチを重ねた。新基準バットは「芯で捉えれば飛ぶ。でもちょっと詰まると外野の頭も越えない」。第3打席の右飛を解析し、弾丸ライナーで結果を出した。
ラッキーゾーンが撤去された92年春、松井秀喜(星稜)が宮古との1回戦で放ったアーチと重なるような、歴史的な大会1号。高校通算では16本目となった。
今秋ドラフト候補の強打者だが、実は1年時は0本。長谷川裕記監督はモイセエフの入学時を「プロ野球選手になりたいと言っていましたけど、細くてなれるわけがないだろうというレベル」と回想する。「単打をいくら打ってもプロには行けない。本塁打を打てる体にならないと」と諭したのが転機となった。
モイセエフは食事量を増やし、その上で筋肉をつけた。入学時は体重66キロだったが「ベンチプレスで127キロを超す重さを胸付きで上げる」体は82キロに成長。遠くへ飛ばす体ができたことでプロの注目も集まってきた。
9回2死満塁、空振り三振で終わった春。「いつも以上にプレッシャーがかかることで硬さが出た」。この反省を糧にし、夏の舞台に帰ってくる。
▼ロッテ・榎アマスカウトディレクター
「(モイセエフについて)体が大きくなり、力強さが増した。あそこまで振れて飛ばせるのは魅力。確実性が高まれば、まだまだ良くなりますよ」
(3月19日 センバツ甲子園1回戦 阿南光 11―4 豊川)
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モイセエフ・ニキータ(豊川高・外野手) 180cm・左投左打・動画 |
新基準の低反発金属バットが聖地にキーンと高い音を奏でると、打球はあっという間に右翼ポール際に消えていた。豊川のモイセエフ・ニキータ(動画)が衝撃の本塁打を放った。「前の3打席捉えられなかったので後ろにつなぐ意識でした。追い込まれていたし全部の球に対応しようと」
1―5で迎えた8回1死一塁。3球目の浮いたフォークを仕留めた。「打った瞬間はあんまり覚えていないんです」と結果に驚き、ベース一周後は興奮気味にナインとハイタッチを重ねた。新基準バットは「芯で捉えれば飛ぶ。でもちょっと詰まると外野の頭も越えない」。第3打席の右飛を解析し、弾丸ライナーで結果を出した。
ラッキーゾーンが撤去された92年春、松井秀喜(星稜)が宮古との1回戦で放ったアーチと重なるような、歴史的な大会1号。高校通算では16本目となった。
今秋ドラフト候補の強打者だが、実は1年時は0本。長谷川裕記監督はモイセエフの入学時を「プロ野球選手になりたいと言っていましたけど、細くてなれるわけがないだろうというレベル」と回想する。「単打をいくら打ってもプロには行けない。本塁打を打てる体にならないと」と諭したのが転機となった。
モイセエフは食事量を増やし、その上で筋肉をつけた。入学時は体重66キロだったが「ベンチプレスで127キロを超す重さを胸付きで上げる」体は82キロに成長。遠くへ飛ばす体ができたことでプロの注目も集まってきた。
9回2死満塁、空振り三振で終わった春。「いつも以上にプレッシャーがかかることで硬さが出た」。この反省を糧にし、夏の舞台に帰ってくる。
▼ロッテ・榎アマスカウトディレクター
「(モイセエフについて)体が大きくなり、力強さが増した。あそこまで振れて飛ばせるのは魅力。確実性が高まれば、まだまだ良くなりますよ」
(3月19日 センバツ甲子園1回戦 阿南光 11―4 豊川)
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モイセエフ(豊川)、阪神「日本人にない身体能力」
3/20、デイリースポーツ4面より
“飛ばないバット”でもシンに当てれば飛ぶことを証明した。八回1死一塁、豊川のモイセエフ・ニキータ外野手(動画)が、今大会から導入された低反発の新基準バットで大会1号2ラン。右翼ポール際へ消えた打球を指さしてダイヤモンドを回った今秋ドラフト候補は「シンで捉えれば飛ぶ。詰まると外野の頭を越えない」と分析した。
両親がロシア出身で自身は愛知県生まれ。握力は左右65キロのパワーを誇り、冬場はバット変更を踏まえスイング力を高める練習に取り組んだ。高校通算16本のうち、この試合の一発を含む2本は新基準バット。阪神・筒井スカウトも「日本人にない身体能力」と素材を絶賛した。
「1号を打てたのはうれしいが、ほかの打席は吉岡君を捉えられず、チームも負けて悔しい」と5打数1安打3三振を反省。1号の誇りと悔しさをバネに夏はリベンジを果たす。
(3月19日 センバツ甲子園1回戦 阿南光 11―4 豊川)
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モイセエフ・ニキータ(豊川高・外野手) 180cm・左投左打・動画 |
“飛ばないバット”でもシンに当てれば飛ぶことを証明した。八回1死一塁、豊川のモイセエフ・ニキータ外野手(動画)が、今大会から導入された低反発の新基準バットで大会1号2ラン。右翼ポール際へ消えた打球を指さしてダイヤモンドを回った今秋ドラフト候補は「シンで捉えれば飛ぶ。詰まると外野の頭を越えない」と分析した。
両親がロシア出身で自身は愛知県生まれ。握力は左右65キロのパワーを誇り、冬場はバット変更を踏まえスイング力を高める練習に取り組んだ。高校通算16本のうち、この試合の一発を含む2本は新基準バット。阪神・筒井スカウトも「日本人にない身体能力」と素材を絶賛した。
「1号を打てたのはうれしいが、ほかの打席は吉岡君を捉えられず、チームも負けて悔しい」と5打数1安打3三振を反省。1号の誇りと悔しさをバネに夏はリベンジを果たす。
(3月19日 センバツ甲子園1回戦 阿南光 11―4 豊川)
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