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あのドラフト選手は今、島本啓次郎(ドラフト6位)

2016年05月24日

週刊ポスト5月27日号より (source)

1977巨人ドラフト6位 島本啓次郎 
法政大・外野手・22歳

兄は甲子園優勝投手で、法政大学時代は1年から4番を打ち江川卓と同期だった島本啓次郎(1977巨人6位)は、ケガに泣いた一人だ。高校時代に巨人のスカウトが訪ねてきた時は、父親が大学進学を理由に断りを入れた。1977年のドラフト前は、父親の勧めで住友金属入りが内定していたが、巨人が6位指名。

しかし新人時代、多摩川での合同自主トレ2日目に高校時代から脱臼癖のあった左肩を痛めてしまった。失望感を抱きながら一人で多摩川の土手を走り、グラウンドが見えなくなった辺りで腰を下ろすと、白のBMWが目の前を横切った。「良い車に乗っているなあ」と一瞥すると窓が開いた。王だった。

「慌てないでいいから、ちゃんとケガ治して頑張れよ」。気付くと、直立不動の状態で最敬礼をしていた。結局、肩の故障に悩まされ続け、近鉄移籍後の1983年に引退。和歌山の実家に帰って2か月後に父親が急死すると、何の知識もないまま急遽、米店を継ぐことになった。

現在はその土地を貸すことになった縁から、塩津郵便局の局長を務めている。「何とか家族に飯を食わせないといけないと必死でした。巨人時代の最高年俸は300万円で裕福な思いをできなかったけど、第2の人生を考えると逆に良かったかもしれない」。



下は1977ドラフトで巨人が指名した選手です。島本啓次郎は6位指名され入団。プロでの成績はこちら

巨人の1977ドラフト指名選手
1位山倉 和博早稲田大捕手
2位木下 透田辺高投手
3位曽田 康二日本通運投手
4位鈴木 伸良名古屋電気高投手
5位鈴木 康友天理高内野手
6位島本 啓次郎法政大外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:00│ あのドラフト選手は今・・・ 
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