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あのドラフト選手は今、山本和作(育成ドラフト3位)

2016年05月27日

5/26、日刊スポーツ7面「野球の国から」より

2008巨人(育成)ドラフト3位 山本和作
大阪経済大・内野手・22歳

引退後の進路として根強い人気があるのが、アマチュア野球の指導者だ。巨人、オリックスでプレーし、昨季限りで引退した山本和作氏(2008育成3位)は今年2月、母校・大経大の監督に就任。関西六大学野球で指揮を執っている。指導経験がないまま、すぐの就任で、珍しいケースとなった。

新米監督は「何もかも1年生。慣れないです」と打ち明けた。山本の仕事はグラウンド外にも多数ある。4年生の進路相談、新入生の選抜、相手監督と名刺交換に世間話・・・。「ちょっとした営業ですね」と、プロ野球選手だった頃との違いを実感する毎日だ。

昨年10月に戦力外通告され、トライアウトで現役続行を目指した。社会人のオファーはあったが、11月に引退を決断。そして、今年2月。母校・大経大の野球部監督に就任した。指導経験がないまま、すぐに監督となり話題となった。

異例の監督誕生は、縁に恵まれた。大学の1学年先輩が野球部の副部長。再就職を模索していた時、その先輩と再会。母校は新監督を探していた。雑談が徐々に現実味を帯びる。昨年末、山本は学生野球資格回復のため研修会に参加。今年2月、資格回復が認められ、就任の運びとなった。

縁を引き寄せたのは山本自身の強い意思だ。保険会社の話もあったが、婚約者だった麻衣夫人と相談。「野球に携わりたい。やりたいことをやろう」と一緒に腹をくくった。監督の話が来る前のこと。その後、母校の配慮で大学職員として働けることに。生計の見通しが立った。

学生部の事務員として働く火曜をのぞき、朝8時から夕方5時まで指導漬けの生活。元プロの肩書が生きている。「僕がプロにいたからこそ、納得してくれる。プロでもこんなに練習するんだと」。

就任してすぐ事件が起きた。ピアスをしている部員を見つけたのだ。「まさか、です」。山本が3年生だった07年に春・秋連覇して以来、大経大はリーグ優勝がない。長い低迷と、身だしなみの乱れに、負の連鎖を感じた。すぐに全部員を集め、ヒゲ、茶髪、ピアス禁止を通達。あいさつの徹底も求めた。

「僕がいたジャイアンツでも、そんなことはしない。まして、学生野球ですよ」と力説する。意外にも反発はなかったという。もっとも、通達と同時に全部員と個別面談を実施。「頭ごなしにはしたくない」と、コミュニケーションを重視する。

一方で、練習メニューの作成には苦労する。特に野手出身だけに、投手の指導は勉強中だ。今春リーグ戦は開幕戦こそ勝利を収めたが、全日程を終え3勝9敗、勝ち点1の5位に沈んだ。「1勝が難しいですね。野球の奥深さをあらためて感じます。プロなら点が入るところで、アマなら入らないことも多い」が正直な感想だ。

指導経験がないことは、もちろん不安だったが「初めての監督は誰でも重圧がある。それなら早い方がいい」と飛び込んだ。将来は指導者を希望する選手は多い。現役の頃からできることはあるのだろうか。

「現役の頃は、自分の野球観を養って欲しい。そうすることで、人間的にも成長できると思います。野球は失敗のスポーツ。スランプ、苦しい時を乗り越えていく。そういう経験ができるんだから、絶対、人として強くなります」(山本)

目標はリーグ優勝&大学日本一。「1人でもプロで通用する選手を育てたい。そして、大学に恩返し。四苦八苦です」。プロ経験も生かしながら奮闘している。




下は2008育成ドラフトで巨人が指名した選手です。山本和作は3位指名され入団。プロでの成績はこちら

巨人の2008育成ドラフト指名選手
育1杉山 晃紀綾部高投手
育2尾藤 竜一早稲田大中退投手
育3山本 和作大阪経済大内野手
育4福元 淳史NOMOクラブ内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:06│ あのドラフト選手は今・・・ 
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