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清宮幸太郎(早実)、阪神スカウト舌を巻いた

2016年11月13日

11/13、デイリースポーツ4面より

清宮 幸太郎 (早稲田実・一塁手)
184cm・右投左打・動画

高校の部は準々決勝2試合が行われ、11年ぶり出場の早実が競り勝って4強入り。高校通算75本塁打の清宮幸太郎内野手(動画)は、右翼フェンス直撃の単打を含む3打数2安打と活躍した。

火を噴くようなライナーが復活の証明だ。七回2死。清宮の打球が瞬く間に右翼フェンス上部にブチ当たると、満員の内野席がどよめいた。「すごく詰まっていたので、ライトライナーかなと。思ったより伸びた。悪くなかった」。納得の一撃で口火を切ると、暴投の間に一気に三塁まで激走。5番・小西の決勝三塁打につなげた。

屈辱を糧にした。秋季東京大会終盤は不調で、決勝では日大三・桜井に5打席連続三振。今大会前は外角に置いたボールを踏み込んで打つティー打撃を行い、体が開く悪癖の修正に励んだ。「同じ失敗を二度と繰り返したくなかった」と桜井と同じプロ注目左腕の静岡・池谷を攻略した。

初回は逃げるスライダーを右前打。三回の死球の際にも、のけ反らず「いい傾向」と確信を得ると、フェンス直撃打は内角高めの直球に「うまく反応して打てた」阪神・畑山統括スカウト補佐は「前の反省を生かしている。内容のある2打席だった」と、修正力に舌を巻いた。

3度の得点機すべてに絡む存在感。公式戦8打席ぶりの安打となる右前打の後は、ベンチが盛り上がり「いろんな人に『前に飛びましたね』と、あおられました」と苦笑した。斎藤佑樹(日本ハム)を擁した05年以来の神宮大会勝利を挙げた早実。清宮にはやはりその中心がよく似合う。

(11月12日 明治神宮大会 早実 5―3 静岡)




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draftkaigi at 07:44│ │阪神 
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