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「早大はヤクルトから謝礼を受け取っている」はデマ

2016年12月10日

夕刊フジ31面「小田義人のスカウト備忘録」より
ヤクルトでスカウト、編成部長を務めた片岡宏雄さんは、五輪出場選手を集めた。「日本代表にハズレなし」という考えからロス五輪組から広沢克己、伊東昭光。ソウル五輪組から古田敦也らを獲得し、野村克也監督と常勝軍団を築き上げた。

その後を継いだ私には別の狙い目があった。母校の早大だ。1999年から2005年のドラフトで、左腕の藤井秀悟、右腕の鎌田祐哉、打者では青木宣親田中浩康武内晋一の5人を獲得した。背景には当時早大野球部を率いていた野村徹監督の存在があった。

5人も獲ったことで週刊誌が「野村監督は球団から謝礼を受け取っている」と書いたが、とんでもない話だ。獲得を決めたのは彼らの実力、野村さんの人間性と指導方針に感銘を受けたからだ。

早大野球部は午前9時から夜まで練習している。部員たちは通う学部によって参加できる時間が違うが、野村さんは全てに立ち会い指導した。スポーツ推薦の選手たちだけでなく、一般入部の選手たちにも丁寧に教えていた。これほどの情熱を持った指導者には会ったことがなかった。この人が教えた選手なら間違いないと思った。

藤井は、左腕が欲しいという球団の方針を受けて野村さんに相談し勧められた投手だ。肘に不安があることを隠さず、「リーグ戦で連投させるから心配ないと思ったら獲ればいい」といってくれた。直球のキレと制球がよく、ピッチングのうまさもあった。

プロでは女性との交際などでマスコミをにぎわしたが、技術の習得には貪欲で先輩に頭を下げて教えを請い、01年のセ・リーグ最多勝獲得に結実させた。

私が見てきた野手の中で青木は最高だった。元々は投手で肩を壊し打者に転向したが、打席でのタイミングの取り方が見事だった。プロでは間を取れるか取れないかが1、2軍の分かれ目になるが、彼には天賦の才があった。肩が開かず逆方向に打球を飛ばすことにも驚かされた。

野村さんが徹底的に教え込んだようだが、これが米大リーグで活躍できる礎になっている。新天地アストロズでの活躍が楽しみだ。




上の記事は近鉄、ヤクルトでスカウトを務めた小田義人氏が書いたものです。

下は1972ドラフトでヤクルトが指名した選手です。小田義人は2位指名され入団。プロでの成績はこちら


ヤクルトの1972ドラフト指名選手
1位永尾 泰憲いすゞ自動車内野手
2位小田 義人大昭和製紙内野手
3位上水流 洋住友金属投手
4位山口 高志関西大投手
5位鈴木 康二郎日鉱日立投手
6位水江 正臣津久見高投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:18│ ヤクルト 
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