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ドラフト指名選手が活躍できる保証はどこにもない

2016年12月12日

夕刊フジ40面「小田義人のスカウト備忘録」より
私は今年7月31日にヤクルトを退団。1987年から携わってきたスカウトという仕事から卒業した。いま感じているのは、自分が評価していた選手がプロで活躍できる保証はどこにもないということだ。

2010年のドラフトで、ヤクルトは早大のスター右腕・斎藤佑樹(2010日ハム1位)を1位指名した。東京六大学野球秋季リーグで140キロ後半の球速をマーク、投球術のうまさもあって即戦力と評価。佑ちゃん人気にも期待していた。

だが4球団競合の末に交渉権は日本ハムへ。そのため外れの外れ1位で履正社高の内野手、山田哲人(2010ヤクルト1位)を獲得した。この若者が入団から6年で前人未到の2年連続トリプルスリーを達成、日本球界の記録を塗り替えている。

担当だった松田慎司スカウトは慧眼といえるが、山田が日本を代表する選手に成長すると予想できた人は何人いただろうか。プロから声がかかる選手は活躍できる素質を持っている。だが開花させるには入団後の練習と努力が必要だ。山田はそれを欠かさず汗を流し続けていることが、ブレークの理由だ。

その点からみて助言したい選手がいる。履正社の左腕でヤクルトが今年のドラフトで1位指名した寺島成輝だ。昨夏の大阪大会で視察したが、常時140キロ後半の直球を投げ素晴らしい素材だと思った。今年は相手打者のレベルをみてギアチェンジするケースが見られた。MAX150キロの球速も加わってクレバーな即戦力投手という期待を受けている。

彼のギアチェンジぶりが気になる。全国屈指の激戦区を勝ち抜いた投球術はすごいが、あくまで高校生レベル。プロに対抗するには昨夏にみせていた直球をさらに磨き、投げ続ける必要がある。将来の投手陣の軸になれる逸材だが無理させると故障につながる。来季前半は土台をつくり、1軍デビューは後半という形がベストかもしれない。

今後、私は今月に行われる学生野球資格回復研修を受けて指導者資格を取得し、プロで培った経験を後輩たちに伝えていこうと思っている。 




上の記事は近鉄、ヤクルトでスカウトを務めた小田義人氏が書いたものです。

下は1972ドラフトでヤクルトが指名した選手です。小田義人は2位指名され入団。プロでの成績はこちら


ヤクルトの1972ドラフト指名選手
1位永尾 泰憲いすゞ自動車内野手
2位小田 義人大昭和製紙内野手
3位上水流 洋住友金属投手
4位山口 高志関西大投手
5位鈴木 康二郎日鉱日立投手
6位水江 正臣津久見高投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 12:51│ ヤクルト 
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