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話題の新人、ソフトバンクドラ2・古谷優人

2017年01月26日

1/26、スポーツニッポン4面「球界新士録」より

2016ソフトバンクドラフト2位 古谷優人
江陵高・投手・動画

17歳の少年の言葉に重みがあった。ソフトバンクのドラフト2位・古谷(動画)は昨年11月23日にヤフオクドームで開催されたファン感謝デーの新人選手自己紹介で「世のため、人のため、チームのために一生懸命頑張ります」とプロ野球人としての決意を表明した。

プロとしてやりたいことに「社会貢献活動」を掲げる。トップ選手が自らの成績に応じて寄付を行ったり、病院慰問など一般的になっているが、高卒ルーキーが「有名になったら障がい者の人たちを球場に招待したい」と話すのは珍しい。古谷が障がい者を気に掛けるのは妹・みりあさんの存在があるからだ。

小学3年の妹は先天性サイトメガロウイルス感染症による小児脳梗塞のため左半身のまひ、言語障がいが残っている。しかし古谷は、みりあさんのことを隠さず、むしろ野球に取り組むパワーにしている。

中学2年までは複雑な気持ちも抱いていたが、中学3年の夏にリハビリに付き添った時に意識が変わった。左手を使って積み木をする動作が思うようにできなくても決して諦めようとしない姿に感動すら覚えたという。高校時代、公式戦の会場にはいつもみりあさんが応援に駆け付けてくれた。チームのマスコット的存在だった。

新人合同自主トレが始まり、みりあさんと離れ離れの生活になった。「たまに電話してますが、多分よく分かってないと思います。でも(通話を)切りたがらないんですよね」。

一度、みりあさんをツイッターで取り上げると、ネガティブなメッセージが返ってきたことがあった。「でも、その人の気持ちも分からないわけではないんです。大人になった時に分かってもらえれば」。17歳とは思えない大人の対応を見せた古谷の今の目標は「初登板の日に妹を球場に招待する」ことだと言う。



下は2016ドラフトでソフトバンクが指名した選手です。2位・古谷君のスカウト評はこちら

ソフトバンクの2016ドラフト指名選手
1位田中 正義 創価大 投手
2位古谷 優人江陵高 投手
3位九鬼 隆平秀岳館高 捕手
4位三森 大貴青森山田高 内野手
育1大本 将吾帝京第五高 外野手
育2長谷川 宙輝聖徳学園高 投手
育3田城 飛翔八戸学院光星高 外野手
育4森山 孔介藤沢翔陵高 内野手
育5清水 陸哉京都国際高 外野手
育6松本 龍憲崇徳高 内野手


draftkaigi at 08:18│ │ソフトバンク 
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