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宮本丈(奈良学園大)、阪神スカウトが追う!

2017年01月31日

1/31、デイリースポーツ8面「虎が追う」より

宮本 丈 (奈良学園大・遊撃手)
181cm・右投左打・動画

確かなパンチ力を秘めた大型内野手が、ドラフトイヤーを迎える。「去年は本当に、中身の濃い1年でした。自分の形を崩さなければ対応できる自信もついた」宮本(動画)。昨年6月の大学選手権で満塁弾を含む2本塁打を放ち、一気に注目を集めた。ユニバーシアード・日本代表候補にも入り、大学ナンバー1野手の呼び声も高い。

特徴的なのはその打撃フォームだ。踏み出す右足をほぼ動かさず打ちに行く姿は、履正社の先輩に当たるオリックス・T-岡田を彷彿させる。ノーステップ打法は長打力が落ちると言われているが、宮本の場合はロングヒットもしっかりと出ている。

きっかけは中学時代だった。「自分はタイミングを取るのが下手で体が前に突っ込む癖がある。そこでノーステップにしたら、結果が出るようになった」。ただ履正社高校に進学後、岡田龍生監督からは幾度となくすり足打法への矯正を求められた。

「試合に出たい」という思いから、何度も変えようとした。だが結果はついてこなかった。どうすればいいのか・・・。「自分もこれでいいのかどうか分からなかった。結果が全てやと思って、自分の形をやって試合に出られなかったらしょうがない」とノーステップ打法にこだわった。その日を境に、スイングの迷いが消えた。

3年春のセンバツは5番打者として聖地のグラウンドに立ち、奈良学園大に進学後は1年春からリーグ戦に出場。ベストナインを5度受賞し、MVPも獲得した。昨年の大学選手権では4強へ導くなど中軸としてチームをけん引。インサイドアウトでバットが出ていくスイングの軌道は、天性のものを感じさせる。

「ノーステップの方が飛ばせる感じがあるし、強く振り抜くことが理想」と力を込めた宮本。年始の練習初めから視察に出向いた阪神・山本スカウトは「課題は打撃。この1年でどれくらいの結果を残せるか」と言う。

新主将にも就任し「個人的には大学ジャパンに入ってナンバー1遊撃手と呼ばれるように。プロに入れるようなふさわしい結果を残していきたい」と目を輝かせた大型内野手。シュアな打撃だけでなく、盗塁ができる走力も魅力の一つ。10月のドラフト本番まで、こだわり抜いたオリジナルの打撃フォームで結果を積み上げていく。




宮本君のバッティング動画はこちら

draftkaigi at 08:01│ │阪神 
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