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2017選抜ドラフト候補総括(スポルティーバ)

2017年03月29日

スポルティーバwebsiteより (source)
異口同音とは、このことを言うのだろう。今大会に出場した新3年生の注目選手について、どのプロ野球のスカウトに聞いても同じ答えが返ってきた。「清宮と安田しかいないでしょう」。スカウトたちが絶賛したのは、早稲田実のスラッガー・清宮幸太郎(スカウト評)と、履正社の4番・安田尚憲(スカウト評)だ。

特に清宮は、すべてのスカウトが「ドラフト1位確定」と太鼓判を押すなど、文句なしの大会ナンバーワン選手。

「すべてにおいてスケールアップしている。パワーだけじゃなく、技術もついてきた。スイングスピードもすごい。完成度は大卒でプロ入りした吉田正尚(オリックス)の大学4年時より上でしょう。大人が金属バットを持ってやっているようなもの」(パ・リーグ球団スカウトA氏)

「打つ方は抜けた存在。投げ損じを待って打てるはずだけど、初球から打てる球を積極的に振っていく姿勢がいい。フォアボールになるのが嫌なんでしょう。自分の立場や状況がわかっている証拠だね」(セ・リーグ球団スカウトB氏)

「以前はライナー性の打球が多く、アベレージ型だと思っていましたが、打球に角度がついてきた。メジャーリーガーを参考にして、ベース側で打つ練習をしていると聞くし、意識も高いよね」(パ・リーグ球団スカウトC氏)

「チャンスでフォアボールを選んで『よっしゃ』と言ったり、チームのことを意識できている。周りに声をかけたり、ベンチで声を出したり、キャプテンとしてのリーダーシップが見える」(パ・リーグ球団スカウトD氏)

1年生時からマスコミの注目を浴び、高校生ながらスポーツ紙の一面を飾ることも珍しくない。スター性と人気もスカウトたちの高い評価につながっている。ただ、打撃に関しては絶賛のコメントが並ぶが、守備と走塁に関してはスカウトたちも苦笑いを浮かべる。

「ファーストしか無理でしょう。足も遅くはないんだけど、全力で走らないんだよねぇ・・・」(セ・リーグ球団スカウトE氏)。それでも欠点を補って余りある打撃力とスター性。プロ志望届を出せば、今秋は”清宮ドラフト”となりそうだ。

清宮と並び評される安田も、堂々の1位候補に挙がる。「高校生の野手でスラッガーというのは毎年出るものではないから貴重。あの体(188センチ、95キロ)でもちゃんと動けるし、スローイングもいいので、プロでサードも守れる。岡本和真(巨人)よりは上でしょう」(スカウトC氏)

「ビュンと振って飛ばすのではなく、ブワーンと振って飛ばす山崎武司(元中日など)のようなバッティング。柔らかさもあるし、まだまだ伸びる」(スカウトE氏)

その一方で、こんな声もある。「初戦はボールを追いかけるようなスイングをしていた。バットをボールの軌道に入れるのではなく、捕まえるような打ち方。打撃も守備もまだ穴が多い」(スカウトD氏)。スカウトによって多少意見の違いはあるが、1位指名の12人には入ってくる逸材であることは間違いない。

この2人に続くのが、福岡大大濠の捕手・古賀悠斗(スカウト評)だ。「大会ナンバーワン捕手は古賀。捕ってから時間はかかるけど、肩がいい。タイプ的には中村悠平(ヤクルト)でしょう」(スカウトB氏)

「元ショートだけに、5番目の内野手みたいだよね。キャッチャーであれだけ動けるのはたいしたもの。肩は強いだけじゃなく、コントロールがいい」(スカウトA氏)

今大会では結果を出せなかったが、宇部鴻城のショート・嶋谷将平(スカウト評)の評価も高かった。「守備力が高い。フットワークがいいから守備範囲が広く、スローイングもいい。プロでもショートをやれるでしょう」(スカウトC氏)

この4人以外に評価されたのが140キロ中盤から終盤の速球を披露した日大三・櫻井周斗(スカウト評)熊本工・山口翔(スカウト評)秀岳館・川端健斗(スカウト評)の3投手。

昨秋の東京大会で清宮から5三振を奪った左腕の櫻井は、今大会でも安田から3奪三振と力を見せた。「スライダーは高校トップレベル。武器になる変化球、ウイニングショットがあるというのは強みだね」(スカウトA氏)

「気合いが入るとすごい球がくるけど、まだ勢いだけで投げている感じがする。フォームが安定していないのが気になるね」(スカウトD氏)


右腕の山口は148キロをマークしたものの、8四死球と制球難を露呈してしまった。「サイズ(181センチ、75キロ)はあるし、速い球も投げられる素材型。まだ完成度は低いけど、究極的によくなれば伊藤智仁(元ヤクルト)のような投手になれる」(スカウトC氏)

「まだ体の線が細く、自分を操りきれてない印象がある。それでもあれだけのスピードを出せるのは素材のいい証拠。3位ぐらいで獲る球団もあるかもしれないね」(スカウトE氏)

左腕の川端は2回戦の作新学院戦で自己最速となる148キロをマークしてアピールした。「フォームが荒削りで、コーナーに投げ分けるコントロールはないけど、昨年の夏に比べてスピードは出ているし、球も強くなっている」(スカウトB氏)

「真上から投げるので角度があるし、ボールのキレもある。岡島秀樹(元DeNAなど)のような投手になる可能性があるね」(スカウトA氏)

このほかでは、「フォームにクセがなく、140キロを投げられるし、体力がつけば伸びる可能性がある」(スカウトD氏)智弁学園・松本竜也報徳学園・西垣雅矢(スカウト評)福岡大大濠・三浦銀二(スカウト評)の名前が挙がった。

また、「投げ方がすごくいい。小さい(175センチ、75キロ)けど、こじんまりして投げないのがいい」(スカウトE氏)静岡・池谷蒼大(スカウト評)や、「素材型。腕の振りがいい」(スカウトA氏)東海大市原望洋・金久保優斗(スカウト評)を推す声もあった。

冒頭にも挙げたように、このセンバツはの新3年生は清宮と安田の2人が突出しており、そのほかは全体的に小粒というのがスカウトたちの見解だった。現時点では厳しい評価だが、春から夏にかけて急成長する選手もいるだろうし、センバツに出場していない中にも逸材は眠っている。はたして、夏はどんな評価になるのか。これからの成長に期待したい。



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