ドラフト会議
情報局
2017ドラフト
高校生の候補
2017ドラフト
大学生の候補
2017ドラフト
社会人の候補
スカウト
評価
2017ドラフト
指名予想
ホームに
もどる

アメリカのドラフト会議は日本とケタ違い!

2017年03月30日

3/30、日刊ゲンダイ30面「斎藤隆のフロントの内幕」より
毎年6月上旬に行われるメジャーのドラフトは、日本のプロ野球とはスケールが違います。映像も含めたアマチュア選手のスカウティングリポートは結果的に800人分見ましたね。パドレスだけで43人指名したんですけど、20~30人のスタッフが集まって、800人を1週間かけて見るんです

意見が割れた場合は最終的にGMが判断します。朝の8時とか9時から夜中の12時過ぎまできっちり缶詰めでやるので、ミーティングルームで「4食」食べるんですよ。朝はサンドイッチ、昼は中華が運ばれてきて、夜にはハンバーグが出てきて、それでも時間が足りないし、お腹もすいてくる。すると今度はドーナツが運ばれてきて・・・。

コーヒーにいたっては何杯飲んだか分かりません。そんな怒涛の1週間を終えて、3日間のドラフトに挑むんです。

アメリカは日本と比べて球団数もプレー人口もケタ違い。日本は12球団、アメリカは30球団。今は三軍を作った球団もありますけど、マイナーが二軍しかない日本は3A、2A、1A、ルーキーリーグなど、複数の下部組織があるアメリカに比べたらやっぱり少ない。

コーチングの方法も、同じスポーツなのにここまで違うのかというくらい日米では違いがハッキリしているのも、選手の絶対数によるところが大きいと思うんです。アメリカのコーチは選手に求められて初めてアドバイスをします。パドレスにも「こんなことを教えたらすごく良くなるのに」と思う選手がたくさんいます。

なので、コーチに「なんで教えないの?」と聞くと、「サイトウ、聞こうとしていない人間に物事を教えることほど難しいものはないと思わないか? 知りたい、聞きたいと思って初めてコーチとしての仕事が成立するんだよ」と言うんです。

喉の渇いていない馬に無理やり水を飲ませることはできません。行き詰まりを感じ、出口を探している選手が助けを求めてきて初めてコーチの仕事に意味があるということでしょう。

と同時に、その言葉を聞いて、改めて大リーグのパイの大きさを実感しました。パイが大きいから人材も豊富だし、コーチには待つ余裕もある。日本はメジャーに比べてパイが小さいため、すぐに一軍の主力として使える人材自体が少なく、育つのを待つ時間も少ない。いきおい、多少、無理にでも促成栽培せざるを得ない。

だから、日本のコーチには選手を短期間で一人前にまとめあげる技術が発達したり、教える能力の高い人が育つと思うんです。スケールの大きな米球界のドラフトを体験することで、そんなことも考えました。



上の記事は1991ドラフトで大洋(現DeNA)に1位指名され入団した斎藤隆氏が書いたものです。プロでの成績はこちら

大洋の1991ドラフト指名選手
1位斎藤 隆東北福祉大投手
2位永池 恭男福岡工大付高内野手
3位有働 克也大阪経済大投手
4位斎藤 肇静岡星陵高投手
5位石本 豊藤代柴水高外野手
6位三浦 大輔高田商高投手
7位山根 善伸新日鉄名古屋捕手
8位川北 和典元プリンスホテル内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:06│
ドラフトニュース検索