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大阪の高校からドラフト指名される選手が多い理由

2017年04月09日

週刊文春 4月13日号より
4月1日、史上初の「大阪勢対決」となった春のセンバツ高校野球決勝。大阪桐蔭が8―3で履正社を破り、5年ぶり2度目の栄冠に輝いた。

「大阪桐蔭は、昨秋の大阪府大会準決勝では履正社に敗れています。勝った履正社はその後、神宮秋季大会を制しており、まさに大阪を制するものが全国を制す。15年には、この両校が大阪地区大会の初戦で激突し、事実上の甲子園決勝と言われました。府内でのこの熾烈な戦いがレベルを底上げしてます」(スポーツ紙デスク)

なぜ大阪勢は強いのか。

「まずリトルシニアやボーイズなど少年硬式野球チームが東京の倍はあり、小中学生世代の育成システムがしっかりしてます」(同前)

一方で、少子化とサッカー人気の影響で、小学校1クラスで野球をしているのは、ほんの一握りとも言われる。

「だからこそ、貴重な野球小僧を大事に育成している。ちょっとでもいい素材は、はやくから目をつけられ、中学生になると、隠れた逸材なんていません。とくに大阪の場合は、選手発掘のスカウトの網の目が非常に細かい印象があります」((同前)

さらに高校野球関係者が口を揃えるのは、大阪出身の選手たちの逞しさだ。

「彼らは、ただ甲子園に出たい、とは思っていない。目立ってなんぼと口にします。甲子園に出て、活躍して、勝ってこそプロのスカウトに自分をアピールできると思ってるんです」(ベテラン記者)

大阪のエリート野球少年にとっての甲子園は、野球で食べていけるか否かを賭けた「就活の場」でもあるのだ。

「今回優勝した大阪桐蔭は全寮制で、大阪のみならず、全国から選手を集めています。とくに西谷浩一監督は、シニアの試合にもマメに足を運び、全国にスカウト網を張り巡らしている。そうやって声をかけられて大阪府以外から来る選手は、絶対プロになるという意識が高く、ハングリーな大阪出身の選手たちと切磋琢磨するから、チームが強くなるんです」(同前)

ベテラン記者が指摘する。

「今の高校野球では試合中のタイムの回数制限があるので、ベンチワークで選手をコントロールするのは難しい。昔以上に選手の自主性や、やる気がないとダメなんです」

大阪の天下は続きそうだ。



下は大阪桐蔭からドラフト指名された選手です。(大学・社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロ入り後の成績
今中 慎二1988中日1位
萩原 誠1991阪神1位
背尾 伊洋1991近鉄5位
淵脇 芳行1992近鉄6位
川井 貴志1998ロッテ3位
水田 圭介2000西武7位
福井 強2000西武8位
中村 剛也2001西武2巡目
谷口 悦司2001近鉄4巡目
西岡 剛2002ロッテ1巡目
森本 学2002ダイエー6巡目
北川 利之2002横浜6巡目
三島 輝史2003ロッテ5巡目
桟原 将司2003阪神4巡目
岩田 稔2005(大・社)阪神希望枠
平田 良介2005(高校)中日1巡目
辻内 崇伸2005(高校)巨人1巡目
中田 翔2007(高校)日本ハム1巡目
浅村 栄斗2008西武3位
高島 毅2008オリックス4位
江村 直也2010ロッテ5位
丸毛 謙一2010(育成)巨人8位
西田 直斗2011阪神3位
藤浪 晋太郎2012阪神1位
森 友哉2013西武1位
岡田 雅利2013西武6位
香月 一也2014ロッテ5位
青柳 昴樹2015DeNA6位
高山 優希 2016日本ハム5位
沢田 圭佑 2016オリックス8位



大阪の高校からドラフト指名された選手一覧はこちら


draftkaigi at 07:02│ 高校 
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