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小倉氏の2017センバツ高校野球総括

2017年04月10日

4/10、日刊ゲンダイ39面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より
史上初の大阪勢対決となった1日のセンバツ決勝は、大阪桐蔭が履正社を下した。大阪桐蔭はスタメンに2年生が4人。1番の藤原(動画)が2本塁打し、リリーフした根尾(動画)は今大会、遊撃や外野をこなし、抜群のセンスがうかがえた。若いチームだけに爆発力がある。

ただ、一番は選手層の厚さ。同点の九回に背番号18の西島が決勝戦史上初という代打本塁打を放って試合を決めた。聞けばブルペン捕手だというから驚く。大阪桐蔭が履正社を上回ったのは、選手層のわずかな差だったように思う。

熊本・城北の臨時コーチを務めている関係もあって甲子園で何試合か視察した。今大会は、秀岳館と報徳学園を含めた4強勢の実力が抜けていた。あとは8強の福岡大大濠、初戦で履正社に敗れた日大三くらい。上下のレベルの差がはっきり分かれた大会だった。

そんな中、福岡大大濠のエース三浦(動画)に注目した。再試合を含め、3試合を完投。計475球を投げた。昨秋の明治神宮大会と比べ、冬場に下半身を鍛えたのだろう。格段に球持ちが良くなった。プロに指名される投手になってきた。

目についたのは捕手のレベルの低下である。走者がいても座ったまま投手に返球する。これからは「ディレードスチール」が全盛になるのではないか。本塁に向けた投球動作と同時に走り出す通常の盗塁とは違い、タイミングを遅らせて捕手が捕球する直前にスタートを切る。

今大会で智弁学園が成功させたが、守備陣にスキがある時に成功率が上がる。条件はこうだ。
①左打者の時
②捕手が地面に膝を着けて構えている
③二塁手と遊撃手が捕手から投手への返球をカバーしない

見ていると甲子園でもこの条件に合致するケースが多くある。守備が横着になっているのだ。一方で攻撃側は盗める、走れるということだ。

フォークボールなど落ちる変化球が全盛の今、「止める捕手」がほとんどなのも呆れる。ハーフバウンドは止めるだけで精いっぱいだが、ショートバウンドはしっかり捕球しないとダメ。逆に一塁走者の立場なら、ショートバウンドは必ずはじくわけで、ワンバウンドした瞬間、二塁へ走れる。ほとんどがこれをやらないのが不思議である。

二塁手と遊撃手の守備位置もおかしい。二遊間を空け過ぎる傾向がある。打球で一番多いのは二遊間。

大会終了後、今大会限りで勇退する報徳学園の永田監督に「お疲れさん。弱いと言っていたのに、いいチームをつくったじゃねえか」と電話を入れた。ただ、走攻守で目立った2年生遊撃手の小園(動画)が三遊間に寄り過ぎている点を指摘したら、「ハハハ。注意しておきます」と苦笑いしていた。




上の記事は「松坂大輔の育ての親」として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。下は同氏が横浜高の野球部部長に就任した1994年から退任するまで、同校からドラフト指名された選手。(大学・社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロ入り後の成績
紀田 彰一1994横浜1位
斉藤 宜之1994巨人4位
多村 仁1994横浜4位
横山 道哉1995横浜3位
幕田 賢治1996中日3位
中野 栄一1996中日4位
高橋 光信1997中日6位
白坂 勝史1997中日7位
松坂 大輔1998西武1位
矢野 英司1998横浜2位
部坂 俊之1998阪神4位
小池 正晃1998横浜6位
丹波 幹雄1998ヤクルト8位
阿部 真宏2000近鉄4位
後藤 武敏2002西武自由枠
成瀬 善久2003ロッテ6巡目
小山 良男2004中日8巡目
涌井 秀章2004西武1巡目
石川 雄洋2004横浜6巡目
松井 光介2005(大・社)ヤクルト3巡目
佐藤 賢治2006(高校)ロッテ2巡目
福田 永将2006(高校)中日3巡目
円谷 英俊2006(大・社)巨人4巡目
高浜 卓也2007(高校)阪神1巡目
土屋 健二2008日本ハム4位
筒香 嘉智2009横浜1位
荒波 翔2010横浜3位
近藤 健介2011日本ハム4位
乙坂 智2011横浜5位
下水流 昂2012広島4位
田原 啓吾2012(育成)巨人1位
倉本 寿彦2014DeNA3位
浅間 大基2014日本ハム3位
高浜 祐仁2014日本ハム7位


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draftkaigi at 07:04│ 高校 
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