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スカウトの逆襲、性格や人間性も評価ポイント

2017年04月17日

4/17、日刊ゲンダイ39面「スカウトの逆襲」より
「おかしいなぁ。素質はピカイチなんだけど・・・」。先日の神宮球場。一塁側スタンドで東都の試合を見てるとき、たまたま隣り合わせになった他球団の同僚が、しきりにクビをひねってる。グラウンドにいるお目当ての選手がサッパリなのかと聞けば、そうじゃなかった。

担当した大卒2年目のスラッガーが、ファームでも伸び悩んでいるという。バッティング自体は柔らかく、フリー打撃でも惚れ惚れするような打球を飛ばすのに、実戦で結果が伴わない。たまに打っても、好調が続かないそうだ。ファームの打撃コーチが「野球に取り組む姿勢に問題があるんじゃないか」と言っていると聞いて、ピンときたね。

そのスラッガーは大学時代、ウチも注目していた選手だった。パワーヒッターが大好きな仏頂面のエラいさんなんて、セイバーメトリクスの数値は秀逸だし、是が非でも欲しいってパソコン見ながら腰を浮かせたよ。けどね、部長がストップをかけたんだ。実力を評価する数値がいくら高くても、性格が問題だってね。

例えば、試合開始前のアップでは他の選手とヘラヘラしながらくっちゃべってるし、素振りもチャランポラン。リーグ戦とはいえ、実戦に臨むための準備がまるでできていない。このタイプの選手はプロの厳しい生存競争を生き抜いていけないってね。

要するに素質を生かすも殺すも性格次第ってことだろう。なにしろ、数字じゃ性格や人間性までは判断できないってのが部長の持論だからさ。

試合開始のかなり前に球場入り、目立たない場所で選手がグラウンドに出るときのしぐさや様子なんかまで細かくチェックしてる。逆に嫌でも選手の目に留まる位置に立って、反応を見るケースもあるから意地が悪いよ。スカウトに見られてると分かったとたんに練習態度を変えるようなやつは論外、それでも脇目も振らずに投げ込んだり、バットを振ってるのがいいんだってさ。

ただ、素質が飛び抜けてるのは例外らしい。大学時代に首位打者4回とか、飛び抜けた速球を投げるような選手は、あえてギアをトップに入れる必要がないと考えてる場合もある。だからチャランポランに見えても見切りをつけるなって、オレも怒られたっけ。

かつてドラ1でプロ入りした野手がいた。その野手が大学時代、部長がこっそりグラウンドに練習を見に行ったら、監督が姿を現したとたん、慌てて全力で走り出したってさ。「ああいう陰日なたのあるやつはダメ」って、それだけでリストから外してた。

案の定、プロではサッパリだったけど、いまもコーチをやってるところを見ると、表裏を使い分けて周囲をだまくらかすのがうまいみたいだな(笑い)。

(プロ野球覆面スカウト)

draftkaigi at 07:03│
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