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素質は清宮より上、野村大樹(早実)に心配な兆候

2017年04月24日

4/24、日刊ゲンダイ3面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より

野村 大樹 (早稲田実高・三塁手)
172cm・右投右打・動画

春の東京大会で80、81号を放った早実の清宮。今年になってなかなか本塁打が出ずに悩んでいたようだが、センバツでは引っ張る方の右手がうまく使えるようになり、進歩が見えた。

アッパースイングのため、低めをさばくのはうまい。半面、135キロ以上のインコース高めの直球は、ポップフライになる傾向がある。センバツで大飛球の凡打があったが、なかなか落ちてこない打球を見て、大阪桐蔭時代の中田(日本ハム)を思い出した。爆発的なスイングスピードが共通しているが、今後は球威があるインハイをどう克服するかだ。

早実で心配なのは、2年生4番の野村(動画)である。三塁の守備面を含め、総合的に清宮よりいい選手だと思っていたが、センバツでおやっ? と感じた。引っ張る意識が強過ぎて、左足がアウトステップ気味になっている。要するに、開きが早いということ。

甲子園2試合で3番の清宮に打点がなく、「オレが打たないと」という意識が強くなったのかもしれない。これは本塁打が打ちたいという「色気」。続けていると打撃がダメになる。

多くのプロ野球選手を育てた私の経験上、2年生になったばかりの今が、選手として伸びるか伸びないかの分岐点。高校野球生活の中で最も大事な時期といえる。その後の都大会では逆方向へ本塁打を放っているようだが、清宮同様、いずれはプロに進む可能性があるだけに、色気を捨てて本来の広角打法を追求できるかが今後の道を決める。

清宮のライバルと目される日大三の4番・金成は、甲子園ではバットが遠回りし、スイングが波を打っていた。昨秋はバットが最短距離で出ていたのに一冬の成長が見られず、残念だった。

センバツを視察した際、気になったプレーがある。無死か1死一、三塁で右中間へ飛球。中堅手が捕球し、三塁走者はタッチアップした。二塁手はバックホームのための中継に入るが、明らかに本塁が間に合わないタイミングなら、今度は一塁走者の二塁進塁を防ぐため、二塁送球に備えた位置に移動しなければならない。

が、早実も日大三も二塁手はバックホームの位置のままカットしていた。なぜこれがダメなのか。投手はバックホームのカバーのため、捕手の後方へ走っている。もし中堅手の送球がそれた場合、無人のマウンド付近を転がるため、一塁走者が労せずして二塁へ進んでしまうのだ。

甲子園で日大三はこれをやり、履正社にスキを見せた。横着しているのはこの2校に限ったことではないが、優勝した大阪桐蔭はしっかりやっている。話題の清宮が最後の夏に甲子園までたどり着くか否か。こういう守備面で明暗が分かれる可能性はある。




上の記事は「松坂大輔の育ての親」として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。下は同氏が横浜高の野球部部長に就任した1994年から退任するまで、同校からドラフト指名された選手。(大学・社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロ入り後の成績
紀田 彰一1994横浜1位
斉藤 宜之1994巨人4位
多村 仁1994横浜4位
横山 道哉1995横浜3位
幕田 賢治1996中日3位
中野 栄一1996中日4位
高橋 光信1997中日6位
白坂 勝史1997中日7位
松坂 大輔1998西武1位
矢野 英司1998横浜2位
部坂 俊之1998阪神4位
小池 正晃1998横浜6位
丹波 幹雄1998ヤクルト8位
阿部 真宏2000近鉄4位
後藤 武敏2002西武自由枠
成瀬 善久2003ロッテ6巡目
小山 良男2004中日8巡目
涌井 秀章2004西武1巡目
石川 雄洋2004横浜6巡目
松井 光介2005(大・社)ヤクルト3巡目
佐藤 賢治2006(高校)ロッテ2巡目
福田 永将2006(高校)中日3巡目
円谷 英俊2006(大・社)巨人4巡目
高浜 卓也2007(高校)阪神1巡目
土屋 健二2008日本ハム4位
筒香 嘉智2009横浜1位
荒波 翔2010横浜3位
近藤 健介2011日本ハム4位
乙坂 智2011横浜5位
下水流 昂2012広島4位
田原 啓吾2012(育成)巨人1位
倉本 寿彦2014DeNA3位
浅間 大基2014日本ハム3位
高浜 祐仁2014日本ハム7位


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draftkaigi at 07:06│ 高校 
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