特命スカウトが採点、徳山壮磨(大阪桐蔭)
2017年04月26日
4/26、デイリースポーツ8面「デイリー特命スカウトが行く」より
今センバツの決勝は史上初の大阪対決となった。その両エースともプロにとって魅力的な逸材。まず、大阪桐蔭を優勝に導いた徳山君(動画)から紹介する。
上手から縦方向の軌道で低めに伸びるストレートとスライダーが特徴。腰の上に垂直に上体が乗り、軸を中心に体が回転している。効率のよい動きで腕が素早く振れ、スライダーも直球と同じ軌道で急に打者の手元で曲がるので、打者はいきなり球が消えてタイミングが取りづらい。
加えて、右打者の外角への制球が絶妙で、プロで必要な球の出し入れの感覚を持っている。昨秋は直球が上ずりながら最速140キロ前後。今センバツで私の計測では最速146キロ。しかもしっかり低めに制球されていた。さらに体ができれば最速150キロ、常時145キロ前後の直球を制球よく投げられるだろう。
あえて課題を挙げるなら、今の125キロ前後のスライダーではプロの打者は余裕を持って引きつけて合わせられる。将来的にはせめて130キロ前半の球速がほしい。
体にバネがあり、精神力も強い。順調に育てば将来はローテ投手になれる逸材だ。ただ、即プロ入りすると、焦ってパワー頼りになってしまい、細かい投球術を覚える機会を失うかもしれない。まずは大学や社会人で経験を積んで、即戦力としてプロに上がってきてほしい選手だ。
(現在、将来の採点は特命スカウトによるもので50点がプロ最低ライン)
徳山 壮磨 (大阪桐蔭高・投手) 181cm・右投右打・動画 |
今センバツの決勝は史上初の大阪対決となった。その両エースともプロにとって魅力的な逸材。まず、大阪桐蔭を優勝に導いた徳山君(動画)から紹介する。
上手から縦方向の軌道で低めに伸びるストレートとスライダーが特徴。腰の上に垂直に上体が乗り、軸を中心に体が回転している。効率のよい動きで腕が素早く振れ、スライダーも直球と同じ軌道で急に打者の手元で曲がるので、打者はいきなり球が消えてタイミングが取りづらい。
加えて、右打者の外角への制球が絶妙で、プロで必要な球の出し入れの感覚を持っている。昨秋は直球が上ずりながら最速140キロ前後。今センバツで私の計測では最速146キロ。しかもしっかり低めに制球されていた。さらに体ができれば最速150キロ、常時145キロ前後の直球を制球よく投げられるだろう。
あえて課題を挙げるなら、今の125キロ前後のスライダーではプロの打者は余裕を持って引きつけて合わせられる。将来的にはせめて130キロ前半の球速がほしい。
体にバネがあり、精神力も強い。順調に育てば将来はローテ投手になれる逸材だ。ただ、即プロ入りすると、焦ってパワー頼りになってしまい、細かい投球術を覚える機会を失うかもしれない。まずは大学や社会人で経験を積んで、即戦力としてプロに上がってきてほしい選手だ。
徳山のスカウトチャート | ||
項目 | 現在 | 将来 |
投手センス | 50点 | 55点 |
直球 | 45点 | 55点 |
同制球 | 45点 | 50点 |
同変化 | 45点 | 50点 |
カーブ | 45点 | 50点 |
同制球 | 45点 | 50点 |
スライダー | 50点 | 60点 |
同制球 | 50点 | 50点 |
フォーク | 45点 | 55点 |
同制球 | 45点 | 50点 |
フィールディング | 50点 | 50点 |
精神力 | 50点 | 60点 |
総合評価 | 50点 | 55点 |
(現在、将来の採点は特命スカウトによるもので50点がプロ最低ライン)
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│特命スカウトが行く