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巨人ドラフト逆指名組の功罪、クビにならないコーチ

2017年05月09日

5/9、夕刊フジ31面より
近年の常勝巨人を支えてきたのが、FA戦士と逆指名組。だが現役引退後もチームに残り、若手の育成に悪影響を及ぼしているとの指摘がある。

7日の中日戦に先発した内海哲也投手(2003巨人自由枠)は、4回5失点で3敗目(1勝)。チームの連勝を2で止め、「いい流れでバトンをもらったのにチームに迷惑をかけた。調子は悪くなかったが、粘り切れなかった」。2013年を最後に2ケタ勝利から遠ざかるベテラン左腕は、2軍落ちが濃厚となった。

打線も8回まで三塁も踏めず。4番の阿部慎之介内野手(2000巨人1位)は2度の得点圏を含め、4打数無安打に終わった。開幕当初は絶好調で3、4月は打率.305、5本塁打、24打点の荒稼ぎ。だが脚部の状態悪化に伴い今月は打率1割台、0本、1打点と急激に調子を落としている。

1993年に始まった逆指名(01年から自由獲得枠、04年から希望入団枠)制度で巨人に入った22選手のうち、最後の生き残りが内海と阿部だ。巨人の資金力とブランド力を存分に生かせる、金の卵の入手経路は06年を最後に廃止。即戦力ルーキーとFA補強への依存が、若手を根気強く育てる土壌を失わせたとの見方もあるが、一つの時代が終わりつつある。

一方で他球団のフロント関係者は、次のように辛辣な持論を展開する。

「巨人の若手が育たないのは、ダメでもクビにならないコーチが悪い。逆指名やFAのときに、一生面倒を見るって言われて入ってきてるから、大きな問題さえ起こさなければ立場は安泰。そりゃ、教え方も無難になるよ。外から見ていても、いざというとき責任を取らされるのは、自分の色を出して指導した外様のコーチばかりだ」

特約つきコーチに指導力がないとも限らないが、この関係者は若手育成にマイナス面の方が大きいとみている。戦力強化に即効性のあるFAや逆指名の甘い蜜が、副作用として後々まで毒となるのか。当時の特約に関与していない現フロントが、そうしたしがらみの後始末に追われる構図は気の毒だ。




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draftkaigi at 07:06│ 巨人 
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