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スカウトの逆襲、北信越に掘り出し物の高校生

2017年05月14日

5/15、日刊ゲンダイ39面「スカウトの逆襲」より
先週末、北信越の高校生投手を見てきた。仏頂面のエラいさんが得意のパソコンで見つけた左腕さ。オレは担当じゃないんだけど、「おまえはあの学校の監督の大学の先輩で顔が利くじゃねーか。良かったら、粉をかけちゃって構わないから」って部長に背中を押されてさ。

わざわざ地方の春季大会に行くのに、日帰りだよ、日帰り。しかも、良かったら粉をかけてこいってんだからホント、人使い荒いよ。当日は球筋をチェックするためにネット裏の最前列に座った。ふと、後ろを振り返ったら、スタンドの上の方に同業者たちがいたよ。北信越担当のやつらだ。セ、パ合わせて3~4球団くらいだろう。

その中のひとりはオレに気付いて、ニヤニヤしながら手まで振ってやがる。目立たないようにしてるつもりでも、最近は髪の毛が薄くなっちまったせいか嫌でも目に付くのかもしれない。部長の日頃の小言のせいだぜ、まったく。

ストレートは140キロ程度。球速は物足りないが、なによりフォームがいい。プロで体を大きくして筋力をつければ、スピードはもっと出るはずだ。意外な掘り出し物かもしれない、エラいさんのパソコンもたまには役に立つじゃねーかと、そんなことを考えながら見てたら、「えっ!?」と、思わず口走ってた。ピンチで3番打者を空振り三振に仕留めた外角低めの球にだ。

パームボール。ナックルのように揺れながら落ちた。プロ野球はもちろん、最近のアマチュア球界ではまず見かけなくなった縦の変化球を、地方の高校生が見事に操っていたからだ。最後まで見たが、この試合で投げたパームボールは2球だけ。どちらも打者の手元で低めにストンと落ち、バットは空を切った。

スタンド上段から見てたんじゃ、パームと判別できたかどうか。他球団のスカウトにはおそらく単なるチェンジアップと見えたのではないか。これは間違いなく掘り出し物だし、ここまで来た甲斐があったと思ったね。

試合後、すぐに監督のケータイに電話を入れたよ。まだ、高校生だし、特殊な変化球は肘に負担がかかるからとか何とか言いくるめて、今後、パームは実戦で投げさせるなって。他球団のスカウトには、とりあえず「進学希望」と言えってね。

パームなしで夏の県予選は厳しいし、本人も納得しないでしょうって言うから、言い返したよ。バカだなぁ、パームに頼らないで済むようにストレートや、縦のカーブを磨くのが本人のためじゃないかってね。

(プロ野球覆面スカウト)



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