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清宮幸太郎(早実)、ドラフト拒否の裏工作

2017年05月16日

週刊アサヒ芸能 5月18日号より

清宮 幸太郎 (早稲田実・一塁手)
184cm・右投左打・動画

超高校級の逸材、早稲田実業の清宮幸太郎(動画)の周囲がまた騒がしくなってきた。春の東京都大会決勝での活躍で、プロのスカウトも「即戦力」と太鼓判。しかしその一方で、アマ球界は2020年の東京五輪出場に向けて、メジャー行きのエサをブラ下げ、清宮サイドに「ドラフト拒否」を働きかけているのだ。

劇的な勝利だった。4月27日、春の東京都大会決勝は、早稲田実業の清宮幸太郎を一目見ようと2万人を超える観衆が殺到。しかも9回二死から清宮の渾身の一振りで同点に追いつくと、延長12回に18-17で日大三高にサヨナラ勝利する凄まじい試合となった。スポーツ紙デスクが明かす。

「不調だったセンバツでは1本も本塁打を打てずに各球団スカウトの間では賛否の声も出始めていましたが、完全に復調しましたね。さっそく、ヤクルトはドラフト1位指名を決めたようです」

他にも巨人、阪神、日本ハムが特別チームを作って熱心に追いかけているほか、ロッテ、楽天も関心を示すなど、争奪戦は今後、ますます過熱しそうな勢いだ。

「日本人選手の4番候補は、10年に一人しか出てきません。清宮には、一塁しか守れないという批判もありますが、DHのあるパ・リーグなら守備は問題ない。セ・リーグの球団でも清宮が4番・一塁に定着すれば、チームは向こう10年は安泰です、ノドから手が出るほど欲しい逸材ですよ」(在阪スカウト)

だが、ここで浮上するのが、清宮の進路問題である。清宮自身は、これまで進路について言及したことは1度もなく、「プロか進学か」ということについて、学校側も明言していない。

「ただ今年に入って、清宮の父である克幸氏と親しい楽天の星野仙一球団副会長が講演会で『大学(早大)に行くんだろ』と漏らす一方、早大の先輩に当たる元初代Jリーグチェアマンの川淵三郎氏は、『お父さんは、すぐにでも大リーグでやりたいようなことを言っていました』とスポーツ番組で発言するなど、さまざまな憶測を呼んでいます」(スポーツジャーナリスト)

いずれにせよ、清宮の視界には「日本でプロ入り」の選択肢はないように思えるが・・・。

「メジャー入りを熱望していた大谷翔平が一転して、日本ハム入りをしたケースがあるように、各球団のスカウトもウルトラCを考えています。中でも、早大に進学しながらプロ入りするという二刀流を考えている球団もあります。大学はレポートなどの提出で出席を最小限にすれば卒業も可能だというシミュレーションもできている。これならば十分、プロ入りに翻意させられると踏んでいる球団もありますね」(パ・リーグ関係者)

だが、清宮は明言こそしないものの、進路についてはすでに心に決めているという。早大の大物OBが語る。

「ズバリ、清宮は『将来、メジャーリーガー』と公言していますよ。リトルリーグで、世界一になった時にヤンキースタジアムでプレーしたのがキッカケで、父の克幸さんもメジャー挑戦を後押ししていることは、早大関係者の間では、有名な話です」

だが、高校卒業後にメジャー挑戦した場合は、アマチュアフリーエージェントとしての契約となり、評価されるかどうかは未知数。さらに出場を熱望している2020年の東京五輪への参加も微妙になってくるだけに、悩みは尽きない。

「メジャーに進むとシーズン中のため出場を許可されません。最も五輪に近いのは、プロに進むことなんです」(球界事情通)。となれば、五輪出場をエサにしたプロからの誘いが優位かとも思えるが、ここにきてアマチュア側も巻き返しを図っている。

「侍ジャパンの強化委員会は、現在、プロアマの関係者から東京五輪に向けての強化策についてヒヤリングをしていますが、アマチュア側から『WBCはオールプロでいいが、五輪は、その精神から言ってもアマを加える方向に戻すべきではないか』という意見が強く出されています。1人か2人かアマチュア枠を設ける方向で調整が進みそうですが、そのアマ側の中心人物が東京六大学の幹部です。できれば六大学から選手を送り込みたいのが本音でしょう。清宮も、早大進学ならば間違いなく1年からレギュラーで、東京五輪はちょうど3年の夏です。アマチュア側が推薦するには、絶好の選手になるんです」(アマ球界関係者)

この追い風を得て、清宮の周囲の状況は「ドラフト拒否」一直線なのだという。だが、落とし穴もある。さるスカウトが警鐘を鳴らす。

「早大といえば、現在も日本ハムで活躍する“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹のように、鳴り物入りで球界入りしても大学時代に劣化してしまう場合もある。現在の早大の監督が斎藤時代の應武篤良氏から高橋広氏に代わって、野球部の練習は一変しました。一昨年、楽天に3位指名された茂木栄五郎や、巨人に2位指名された重信慎之介、昨年の日ハム2位指名の石井一成ら、早大の野手が即戦力としてプロで活躍し始めている背景には、高橋監督の指導力があります。それでも他大学や社会人に比べるとまだ練習は甘く、グラウンド外にまで目は届きませんからね。清宮が斎藤のように特別扱いされ、放任されると、せっかくの才能が潰れてしまう危険性もあるんです」

さらには、プロからも厳しい指摘が聞こえてくる。

「現在も練習では木製バットを使っているが、金属から木製バットへの適応の心配がある。アッパースイングなので140キロを超えるような本当に力のある高めのストレートは今でも打てない。また逃げていく変化球も苦手。特に左腕のスライダーやフォーク、チェンジアップなどにはまったくタイミングが合いません。日大三高の桜井に5三振したのが顕著な例です。高いレベルの投手とやっていないのでボロが出ていないだけなんです。東京五輪、メジャーとか言う前に、ちゃんとした指導者と出会うことが重要かもしれません」

清宮狂騒曲は、夏の大会が終わるまで、まだまだヒートアップしそうである。




清宮君のバッティング動画はこちら

清宮君のスカウト評はこちら


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