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清宮幸太郎(早実)、DeNA・日ハムスカウト驚かせた!

2017年05月22日

5/22、サンケイスポーツ3面より

清宮 幸太郎 (早稲田実・一塁手)
184cm・右投左打・動画

気温27度。約1万2000人の熱気に包まれた茨城・ひたちなか市民球場が、主役の一発に沸いた。5―4の五回一死、清宮(動画)の第3打席。1ボールから右腕、綱脇の135キロ、低めの直球を捉えた打球は瞬く間に右翼手の頭を越え、右翼ポール際の芝生席に着弾した。

「入っちゃったなと。珍しい本塁打。練習や練習試合では打っている記憶はありますが・・・」。本人も観客の大半もフェンス越えは予測しなかった出だしの角度から、弾丸ライナーで両翼100メートルのスタンドへ。「低めの球を引っかけて飛ぶのは持ち味でもある。自分らしいといえば自分らしい」と分析した。

視察したプロのスカウト陣も驚かせた。日本ハム・大渕スカウト部長は「あんな打球、プロでも見たことがない。普通はファウルになる。期待に応えて打てるのもスター性の一つ」と褒めたたえた。現役時代は巨人のV9に貢献した名選手、DeNA・高田GMも「間違いなく、魅力がある選手。打者としては飛び抜けている」と絶賛した。

さらに、逆転されて6―7の九回二死二、三塁では最速149キロ右腕・清水の146キロを捉え、三遊間を破る同点打。タイブレークの延長十回、表に2点を与えて7―9となった裏の無死満塁では右前適時打。続く野村の右中間へのサヨナラ2点二塁打を呼び込んだ。

歴代3位タイとなる高校通算94号を含む6打数4安打3打点。有言実行だった。前日20日のミーティングで主将の清宮は「回してくれれば打つから」と宣言した。早実ベンチの合言葉は「キヨまで回せ」だ。「凡退したら見せる顔がなかった」と照れ笑いを浮かべた。

4月15日の同80号から1カ月あまりの間の18試合で15発と量産する怪物。球場入りする際のバスの中から、人であふれるスタンドが見えた。「わくわくしながら来た」。打席に立つたびに起きる大歓声は、パワーとなった。22日の準々決勝では、昨夏の甲子園を制した作新学院(栃木2位)と当たる。

「短期決戦はコンディションが大事になる。万全の状態で臨みたい」。早実は1977年以来40年ぶりの優勝を目指す春季関東大会。高校最後の夏に向けた戦いも、すでに始まっている。

(5月21日 関東大会2回戦 早稲田実 10―9 花咲徳栄)



清宮君のスカウト評はこちら



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2017高校生のドラフト候補 <捕手>
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2017高校生のドラフト候補 <外野手>
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draftkaigi at 07:07│ │横浜DeNA | 日本ハム
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