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清宮幸太郎(早実)、巨人など各球団撤退のウワサ

2017年05月24日

5/24、夕刊フジ26面より

清宮 幸太郎 (早稲田実・一塁手)
184cm・右投左打・動画

主役はまたもや高校生離れした特大の1発を見舞ったが、プロのスカウト陣は徐々に撤退モードに入りつつある。

早実の清宮幸太郎内野手(動画)は22日の春季高校野球関東大会準々決勝・作新学院戦で高校通算95号ソロを放ったが、チームは4―8で敗れた。「なかなかタイミングが合わなかった。最後は何とか合わせられたという感じ。もっと早く捕まえたかったのですが・・・」

3―8の8回1死走者なしで迎えた4打席目に、相手先発の篠原が投じた133キロ直球を強振。打球はアーチを描き右翼席後方の植え込みを直撃する場外弾となったが、中飛、空振り三振、捕邪飛に倒れたそれまでの3打席を悔やんだ。

この試合を視察した日本ハムの大渕スカウト部長は「スタンドのファンもあの打席が最後だと思ってみていた中で、期待に応えられる。お客さんを手ぶらで帰さないね」と嘆息。ヤクルトの小川SDも「いいものを見られた」とうなずいた。

複数球団の幹部スカウトが賛辞を並べる一方、年始の時点では岡崎スカウト部長ら3人態勢で八王子市の早大グラウンドまではせ参じた巨人は、今大会は担当の福王スカウトが21日の初戦を視察したのみ。巨人は複数によるチェック体制を今年からやめていることもあるが、かつての密着マークぶりからはほど遠い。

別の某球団のスカウトは「清宮は早大進学でほぼ固まったとみられている。巨人に限らずフェードアウトする球団は出てきている」と断言。今秋ドラフトの超目玉だけに、正式な進路決定まで担当スカウトは視察を続けるが、本音では他の候補に軸足を移している球団が少なくないというのだ。


そもそも早実では、王貞治ソフトバンク球団会長や荒木大輔氏(元ヤクルト)のように高卒で直接プロ入りした選手は、1983年の板倉賢司(大洋3位)と上福元勤(巨人6位)の両氏が最後。近年は早大進学が既定路線となっている。

早実関係者は「ウチの学校に来て大学へ行かないのは、まずありえない。親御さんはまず間違いなく早大に進学させるために入れているようなものですから」。早実では昨年度の卒業生387人のうち377人が早大に推薦入学。プロ垂涎の集客力を誇る怪物スラッガーも、ご多分に漏れず既定路線を歩むことになるのか。




下は早稲田実からドラフト指名された選手です。(大学~社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロでの成績
西田 暢1966(2次)サンケイ2位
1969中日3位
金村 東1967大洋5位
荒川 堯1969大洋1位
大矢 明彦1969ヤクルト7位
石渡 茂1970近鉄2位
田野倉 利男1972中日4位
有賀 佳弘1981阪急4位
荒木 大輔1982ヤクルト1位
板倉 賢司1983大洋3位
上福元 勤1983巨人6位
石井 丈裕1988西武2位
斎藤 佑樹2010日本ハム1位
塚田 晃平2011(育成)広島3位
重信 慎之介2015巨人2位


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draftkaigi at 07:07│ │巨人 
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