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中日OBが批判、「中日はドラフトうまくいっていない」

2017年05月28日

週刊現代 6月3日号より
「俺が投げたほうが、まだマシだよ・・・」。4度のリーグ制覇、日本一にも輝いた落合博満・元監督を参謀として支えた投手出身の森繁和新監督のボヤキが止まらない。森監督は落合政権で常勝軍団を支える投手王国をつくったが、今季は打線の貧打に投手陣が踏ん張りきれずに最下位。かつての強さは見る影もない。

中日OBの評論家、山崎武司氏がその理由を解説する。

「ここ10年ぐらいのドラフトがうまくいっていないと感じます。毎年、勝つために即戦力の社会人、大学生をとることは大事ですが、並行して将来を見据えて素質のある高校生を育てないと、戦力に厚みが出ないし、勝ち続けることは難しい。巨人の坂本、日本ハムの大谷、ヤクルトの山田などチームの顔になっている主力はみんな高卒で球団に育てられた選手です」

ある中日OBが、ちぐはぐな編成方針の舞台裏を明かす。

「2014年のドラフトでは、スカウト陣はDeNAで活躍中の山崎康晃、日本ハムの有原航平、高卒では楽天に行った安楽智大を推した。でも落合さんはその意見を無視し、即戦力として大学生以上の選手を9人指名。でも1位の野村亮介、2位の浜田智博はいまだに未勝利で、浜田はけがで育成契約に格下げになった。今季開幕投手の大野雄大が先発として6試合勝てず、中継ぎに配置転換となる台所事情の中、野村や浜田が出てこないといけないのに・・・。森監督は就任後、スローガンとして、『原点回帰~ゼロからのスタート~』を掲げたけど、『今はマイナスからのスタートやな』と嘆いている」

左肘の手術から5月に戦列に復帰した甲子園の優勝投手、小笠原慎之介を2年前に1位指名する時も、別の選手にご執心だった当時の落合GMは渋々だった経緯がある。元ボスの「負の遺産」の後始末を任された森監督の表情が険しくなるのも、無理はない。




下は落合GMが指揮を執った2014~2015ドラフト会議で中日が指名した選手です。中日のドラフト指名選手一覧はこちら

中日の2014ドラフト指名選手
1位野村 亮介三菱日立PS横浜投手
2位浜田 智博九州産業大投手
3位友永 翔太日本通運外野手
4位石川 駿JX-ENEOS内野手
5位加藤 匠馬青山学院大捕手
6位井領 雅貴JX-ENEOS外野手
7位遠藤 一星東京ガス内野手
8位山本 雅士四国IL徳島投手
9位金子 丈大阪商業大投手
★プロ入り後の成績★


中日の2015ドラフト指名選手
×高橋 純平  
1位小笠原 慎之介東海大相模高投手
2位佐藤 優東北福祉大投手
3位木下 拓哉トヨタ自動車捕手
4位福 敬登JR九州投手
5位阿部 寿樹ホンダ内野手
6位石岡 諒太JR東日本内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:06│ │中日 
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