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野村佑希(花咲徳栄)、監督「オリックス・若月より上」

2017年05月31日

5/31、デイリースポーツ8面「週刊デイリー高校野球」より

野村 佑希 (花咲徳栄高・外野手)
185cm・右投右打・動画

スケール感と打球の速さは圧倒的だ。花咲徳栄・野村(動画)のバットが放つ「ギンッ!!」という鈍い衝撃音は、他とは明らかに異なる。成長を遂げたこの春は、見る者の度肝を抜く当たりを連発した。

決勝を含め4本塁打の埼玉大会では、両翼99メートル、中堅122メートルの大宮公園野球場で3発。3回戦の大宮東戦では、逆風をつく弾丸ライナーでバックスクリーンにぶち込み「あんなの見たことない」と、県高野連幹部を仰天させた。

技も兼ね備える。関東大会2回戦・早実戦では、腕をたたんで内角球を両翼100メートルある、ひたちなか市民球場の左翼席へ。清宮のアーチに負けないどよめきが起こった。中日・中田スカウト部長は「内の厳しいボールを軸回転で持っていった。ああいう打ち方ができる右打者はなかなかいない」と、感嘆した。

中学時代の所属チームは小所帯。メンバー12人という時もあった。初戦負けが多く、大きな注目を浴びることはなかった。花咲徳栄・岩井隆監督が目に留めたのも、対戦相手の選手を見に行った試合だった。

185センチ、85キロの体格。投手としても最速144キロを誇る。花咲徳栄では昨秋からベンチ入り。4番に座ったが、タイミングの取り方が課題だった。冬場は「手の痛みも感じなくなるぐらいやった」という毎日4~5時間の徹底した打撃練習を行い、岩井監督も付きっきり指導。綱登りや10キロのハンマーでタイヤをたたくトレーニングなどの成果もあり、3月の練習試合解禁以降で18本塁打と、一気に飛躍した。

岩井監督が「全然ダメ」と辛口なのも、期待の裏返し。「全然まだまだ伸びますよ。打撃は若月(オリックス)より上」と、プロで活躍する教え子の名前を出してポテンシャルを認める。

野村は「1試合を通して打てる力がまだない。高い打率を目指したい」と、課題を口にする。スカウトからも「清宮の次は彼」と名が挙がるミレニアム世代の怪物。とてつもないスラッガーになる可能性を秘めている。



野村君は現在2年生で来年のドラフト対象選手です。バッティング動画はこちら


下は花咲徳栄からドラフト指名された選手です(大学・社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロ入り後の成績
品田 操士1991近鉄3位
池田 郁夫1992広島7位
品田 寛介1993広島6位
神田 大介1996横浜5位
阿久根 鋼吉1998日本ハム5位
新井 智2002阪神9巡目
根元 俊一2005(大・社)ロッテ3巡目
阿部 俊人2010楽天3位
若月 健矢2013オリックス3位
大滝 愛斗2015西武4位
高橋 昂也2016広島2位
岡崎 大輔2016オリックス3位


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