本田仁海(星槎国際湘南)、12球団スカウトうならせた
2017年06月11日
6/11、日刊スポーツ6面より
本田(動画)は最後の夏を前に、高らかに宣言した。「1戦1戦倒して、目標である神奈川制覇の夢をかなえたい」。今春の県大会準決勝で敗れた横浜とは、勝ち進めば決勝で戦う。「星槎で甲子園に行って、県外のチームと戦いたい」と頼もしかった。
中学時代は無名の投手が、プロから注目されるまでに成長した。直球は20キロ近く上がり、最速146キロをマークする。縦横のスライダー、カーブの制球力もある。今春の準々決勝では、昨秋王者の慶応を相手に11奪三振で完投勝利。スタンドの12球団27人のスカウトをうならせた。
入学時は体重55キロも、毎晩ご飯をどんぶり2~3杯増やして75キロまで増量した。走り込みや、片足ずつ前に出して沈み込む「ランジ」と呼ばれるトレーニングを柔らかいマットの上で行うなど、下半身をいじめ抜いた。
支えは女手一つで育ててくれた母だった。帽子のツバには「恩返し」と書いた。入学時は、母を残して入寮することに「不安でつらかった」と振り返る。だが、母から「寂しい部分もあるけど、それ以上に成長した仁海の姿を見たい」と背中を押され、覚悟が決まった。金銭的な負担を減らしたい、と野球道具は人一倍ていねいに扱っている。
巨人・高橋監督らを桐蔭学園時代に育てた、名将・土屋恵三監督は「昨春くらいから意識が変わってきた。朝の掃除や練習も真面目に取り組んでいる」と評価する。2年春からエースに抜てきし、チームの躍進につなげた。創部7年目で、過去最高成績は昨夏の4回戦進出。今夏、本田が歴史を塗り替えてみせる。
本田君のスカウト評はこちら
下は高校生・投手の主なドラフト候補です。
本田 仁海 (星槎国際湘南高・投手) 180cm・右投左打・動画 |
本田(動画)は最後の夏を前に、高らかに宣言した。「1戦1戦倒して、目標である神奈川制覇の夢をかなえたい」。今春の県大会準決勝で敗れた横浜とは、勝ち進めば決勝で戦う。「星槎で甲子園に行って、県外のチームと戦いたい」と頼もしかった。
中学時代は無名の投手が、プロから注目されるまでに成長した。直球は20キロ近く上がり、最速146キロをマークする。縦横のスライダー、カーブの制球力もある。今春の準々決勝では、昨秋王者の慶応を相手に11奪三振で完投勝利。スタンドの12球団27人のスカウトをうならせた。
入学時は体重55キロも、毎晩ご飯をどんぶり2~3杯増やして75キロまで増量した。走り込みや、片足ずつ前に出して沈み込む「ランジ」と呼ばれるトレーニングを柔らかいマットの上で行うなど、下半身をいじめ抜いた。
支えは女手一つで育ててくれた母だった。帽子のツバには「恩返し」と書いた。入学時は、母を残して入寮することに「不安でつらかった」と振り返る。だが、母から「寂しい部分もあるけど、それ以上に成長した仁海の姿を見たい」と背中を押され、覚悟が決まった。金銭的な負担を減らしたい、と野球道具は人一倍ていねいに扱っている。
巨人・高橋監督らを桐蔭学園時代に育てた、名将・土屋恵三監督は「昨春くらいから意識が変わってきた。朝の掃除や練習も真面目に取り組んでいる」と評価する。2年春からエースに抜てきし、チームの躍進につなげた。創部7年目で、過去最高成績は昨夏の4回戦進出。今夏、本田が歴史を塗り替えてみせる。
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下は高校生・投手の主なドラフト候補です。
2017高校生のドラフト候補 <投手> | |
古屋敷匠真(八戸工大一) | スカウト評 |
佐藤隼輔(仙台) | スカウト評 |
石川翔(青藍泰斗) | スカウト評 |
金久保優斗(東海大市原望洋) | スカウト評 |
布川雄大(武南) | スカウト評 |
桜井周斗(日大三) | スカウト評 |
金成麗生(日大三) | スカウト評 |
本田仁海(星槎国際湘南) | スカウト評 |
田中瑛斗(柳ヶ浦) | スカウト評 |
山口翔(熊本工) | スカウト評 |
川端健斗(秀岳館) | スカウト評 |
平良海馬(八重山商工) | スカウト評 |
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