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巨人がスカウト会議、清宮(早実)を最上位候補に

2017年06月13日

6/13、日刊スポーツ5面より

清宮 幸太郎 (早稲田実・一塁手)
184cm・右投左打・動画

巨人が高校通算100本塁打を達成した早実・清宮幸太郎内野手(動画)を最上位候補に位置づけた。12日、都内の球団事務所でスカウト会議を行い、約160人をリストアップ。1位候補は約10人で、その中でも目玉の清宮に対し、岡崎スカウト部長は「(評価は)変わらないと思う。最後まで」と不変の評価を明言。

チームは低迷し、若き大砲も芽が出てきていない現状で、怪物スラッガーの進路動向を注視しつつ、1位候補の軸に据える。

清宮の評価を聞かれ、岡崎スカウト部長の口角が上がった。「変わらないと思う。最後まで。どんどん良くなっている。そういう報告を聞いてます」。高3の春で通算100本塁打を達成。最後の夏にかけての、さらなる成長期を含めても評価は不変の姿勢だ。現在約10人の1位候補選手の中でも、最上位の軸として据えられた。

チームは現在、球団ワーストの13連敗を喫すなどリーグ5位と迷走している。打線の貧打ぶりは深刻。阿部、坂本勇ら既存の主力に続く若手選手が芽吹いてこない。高卒3年目の岡本も含めて大砲が育っていないのが現状だ。

清宮は巨人が抱える苦悩を解消する貴重な存在だ。左の長距離砲は高橋監督、阿部の系譜を受け継げる資質を備える。甲子園で証明したスター性は、OBでヤンキースでも活躍した松井氏と通ずる。表現豊かな言動も、今の若手選手に持ち合わせていない能力だ。

清宮の動向に注視する必要がある。現在まで高校卒業後の進路は明言しておらず、プロ志望か大学進学かで球団の対応は変化することになる。それでもプロを選択すれば、競合辞さずの決意を迫られることになる。最後まで揺るぎない1位評価を与えることは、争奪戦に臨む覚悟も垣間見える。巨人の未来を担うかもしれない逸材をぶれずに追い続ける。



清宮君のスカウト評はこちら



下は2015~2016ドラフト会議で巨人が指名した選手です(育成除く)。巨人の歴代ドラフト指名選手はこちら

巨人の2015ドラフト指名選手
1位 桜井 俊貴 立命館大 投手
2位 重信 慎之介 早稲田大 外野手
3位 与那原 大剛 普天間高 投手
4位 宇佐見 真吾 城西国際大 捕手
5位 山本 泰寛 慶応大 内野手
6位 巽 大介 岩倉高 投手
7位 中川 皓太 東海大 投手
8位 松崎 啄也 日本製紙石巻 内野手
プロ入り後の成績


巨人の2016ドラフト指名選手
× 田中 正義    
× 佐々木 千隼    
1位 吉川 尚輝 中京学院大 内野手
2位 畠 世周 近畿大 投手
3位 谷岡 竜平 東芝 投手
4位 池田 駿 ヤマハ 投手
5位 高田 萌生 創志学園高 投手
6位 大江 竜聖 二松学舎大付高 投手
7位 廖 任磊 台湾・開南大 投手


draftkaigi at 07:07│ │巨人 
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