森井絃斗（板野）、楽天が評価も社会人入り濃厚
2017年07月17日
7/17、スポーツニッポン6面より| 森井 絃斗 （板野高・投手） 184cm・右投右打・動画 |
何度も迎えたピンチの場面で、成長の跡を示した。板野の150キロ右腕・森井（動画）は、5度の走者得点圏を6回の1失点でしのぎ、3安打、6奪三振、124球で完投。エースで主将の責任を果たして笑みがこぼれた。「ピンチで崩れてしまったら、春までの自分。冷静になれば抑えられるとわかった」
初回の1死二、三塁を連続三振で切り抜けると、直球狙いを察して変化球主体に切り替えた。6回に先制を許し、なおも2死一、三塁では徳島中央シニアの同僚だった鳴瀬。4回にスライダーで空振り三振を奪った相手を、今度は外角直球で見逃し三振に仕留めた。9回2死、最後の打者へは4球連続で「自信のあるストレート」を投じて投ゴロ。速球派の意地ものぞかせた。
スタンドではシニア時代の恩師で元阪急、広島投手の白石静生氏が見守り、卒業後の進路は社会人野球が濃厚ながら日本ハムなど国内3球団とメジャー1球団が視察。この日の最速144キロを計測した楽天の山下スカウトは「困ったら真っすぐのイメージがあったが、簡単にスライダーでストライクが取れている」と評価した。
（7月16日 徳島大会1回戦 板野2―1城南）
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