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イチローを発掘した名スカウト、自殺の真相(その7)

2017年07月24日

7/21、日刊ゲンダイ27面「球界への遺言」より 

1998オリックストドラフト1位 新垣渚
沖縄水産高・投手・18歳



沖縄に事後処理に出掛けた管理部長の矢野清によれば、三輪田勝利編成部長は賃貸マンションから身を投げる前、那覇の繁華街のど真ん中にあるホテルに行ったらしい。そこまで三輪田を乗せたというタクシー運転手の話が本当だとすればだ。

そのホテルはいかにも裏社会の連中が出入りしそうな、汚くて、とてもじゃないがフツーの旅行者が抵抗なく飛び込めるような場所ではなかったという。三輪田の泊まっていたワシントンホテルから見て、そのホテルは、身を投げた賃貸マンションとは正反対の方角にある。

三輪田は山本公士スカウトにも内緒で、なぜ、そんな訳のわからないホテルに行かなければならなかったのか。裏金の5000万円によって話はほとんどついていたのだ。ここから先はわたしの想像だ。三輪田は得体の知れないホテルに呼び出され、そこで脅されたのではないか。

5000万円の要求をあっさりのんだわけだから、もうちょっと上乗せしろと。1000万円か2000万円か、あるいはもっとなのか。いずれにせよ、新たな要求をされたと思うのだ。

三輪田は5000万円でも、エラいことだと言っていた。「会社に迷惑をかけて申し訳ない。自分は辞めなければならない。もう交渉はやめましょう」と、一時は切羽詰まった口調だった。そういう三輪田をなだめ、わたしが責任を持つから5000万円の要求に応じるように指示したのだ。仮に5000万円にさらなる裏金を上積みされたら、三輪田はこれ以上のことはもう、自分にはできないと思ったのではないか。

自殺した賃貸マンションにしても、おかしな場所だった。わたしも実際に足を運んでみたら、三輪田が飛び降りたといわれている最上階の11階は、ほとんど一般人の住居ではなく、事務所になっていた。玄関の表札は、なんとか興業といった怪しい会社の名前ばかり。不思議なマンションだと思った。

勘繰れば、裏社会の連中がかかわって、繁華街の得体の知れないホテルでいったん三輪田を脅し、うまくいかずに自分たちのテリトリーに連れて行って、そこでもう一度、交渉をしたのか、あるいは、そこから突き落としたのか。

彼が本当に自分の意思で身を投げたのならともかく、脅されたり、何かをされたとすれば、人目の多い繁華街のホテルというのは場所として不自然だ。それで彼らの地場に引きずり込まれ、再び脅されて身を投げたのか。

三輪田はなぜ、繁華街の怪しげなホテルや、最上階にフツーの人が住んでいないような賃貸マンションに行ったのか。身を投げたのならなぜ、そのマンションなのか。死を選ぶにしても、他にいくらでも方法があったと思うのだ。他にも解せないことはあった。(つづく)



上の記事はオリックス・元球団代表の井箟重慶氏が書かれたものです。

下は1998ドラフトでオリックスが指名した選手です。新垣渚は1位指名されるも入団拒否しました。

オリックスの1998ドラフト指名選手
1位新垣 渚沖縄水産高投手
2位川越 英隆日産自動車投手
3位相川 良太東海大内野手
4位木村 昌広日立製作所投手
5位徳元 敏東農大生産学部投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:52│ オリックス | ドラフトのウラ話
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