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オリックス、ドラフト裏金と東海大グループのドン

2017年08月04日

8/4、日刊ゲンダイ27面「球界への遺言」より
オリックスがかつて、ドラフトで東海大の付属校のスラッガーを獲得しようとしたときの話だ。当初、流敏晴スカウトが担当したものの、らちが明かない。野球部監督によれば、スラッガーは子供のころからある在京球団のファンで、その球団以外、プロ入りする気はないという。オリックスがドラフトで指名しても、社会人チームに行くと言って、にべもなかった。

そうこうするうちに野球部監督は流スカウトを避けるようになった。やむを得ず、ベテランの木庭教スカウトに調べてもらったところ、スラッガーの後ろにはもうひとり、やっかいな人物がついていることが分かった。その人物はスラッガーが入団を希望する球団のOBで、高校生に打撃を教えては、プロ入り時に選手の契約金の一部をピンハネするなどブローカーまがいのことをしているともっぱらだった。

木庭さんの調査によれば、その在京球団が野球部監督とブローカーまがいの人物を抱き込んでいた。監督とブローカーは、すでに在京球団からそれぞれ300万円ずつもらっているとのことだった。

野球部監督とブローカーがガードを固めているスラッガーを、どうやったら振り向かせることができるか。木庭さんが出した結論は当時、東海大野球部監督で、東海大グループのボスである原貢さんを頼ることだった。野球部監督は原貢さんの教え子で、東海大野球部OB。東海大のボスに会って事情を訴えることで、突破口が開ければと考えたのだ。

木庭さんが「実は困っています」と事情を打ち明けると、原貢さんはこう言って、烈火のごとく怒ったという。「あのバカは、まだ、そんなことをやっているのか! あいつの名前はOB会名簿からも外しますから!」。そしてこう続けたそうだ。「あいつにはオレと話をしたと言ってくださって結構です。これからは交渉もお宅のペースでやってください」

木庭さんが原貢さんの言質を得たうえで、野球部監督を訪ねると、これまでとは態度からして違っていた。原貢さんから大目玉を食らったことは想像に難くなかった。手のひらを返したように低姿勢の野球部監督に向かって、木庭さんはハッキリとこう言った。

「もし、ドラフトでウチが指名権を獲得したら、あなたに300万円を渡しますから、それで(スラッガーの希望している)球団との関係を断ってください」。オリックスはその年のドラフトでそのスラッガーを獲得した。(つづく)


上の記事はオリックス・元球団代表の井箟重慶氏が書かれたものです。

東海大の付属校のスラッガーとは萩原淳(東海大甲府)を指すものと思われます。なぜかというと、記事に「ベテランの木庭教スカウトに調査してもらった」とありますが、木庭スカウトがオリックスに在籍したのは1991~1994年。下はその間にオリックスが指名した選手です。東海大系列の選手は一人しかいません。

オリックスの1991ドラフト指名選手

オリックスの1992ドラフト指名選手

オリックスの1993ドラフト指名選手

オリックスの1994ドラフト指名選手


萩原淳は当時、大洋(現DeNA)が囲っている選手と報道されていました。したがって記事内の「ある在京球団」とは大洋(DeNA)になります。よく知らない方は「萩原淳 大洋」で検索してください。

点と線がつながってきました。実は、オリックス・木庭スカウトは前年まで大洋のスカウトをやっていたのです。事情を熟知していた同スカウトが豊富な人脈を使って切り崩しにかかったというところでしょうか。

その萩原淳、ドラフトでは2位入札でオリックスと大洋が競合。抽選の末、オリックスに入団。プロでの成績はこちら


draftkaigi at 07:16│ オリックス | ドラフトのウラ話
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