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ドラフト逆指名制度、巨人と広島はグルだった

2017年08月18日

8/17、日刊ゲンダイ31面「球界への遺言」より
「以前から申し上げている通り、ドラフト制度には反対の立場ですが、今すぐ制度を撤廃して自由競争にできないのであれば、現行の逆指名制度は継続しなければ、仕方がないでしょう」。12球団代表者会議であるとき、現行のドラフトの逆指名制度を維持するか否かが議題になった。口火を切ったのは広島だった。

すると巨人が、待ってましたとばかりに、合いの手を入れた。「我々はかねてから、選手の職業選択の自由を奪うようなドラフト制度には反対です。ぜひもう一度、みなさんでドラフト制度について議論していただきたいと思います」

新人の契約金の上限は1億円という申し合わせ事項は有名無実化。逆指名制度があった当時のドラフトは、ケタ違いの裏金が飛び交っていた。

「新人選手に5億、いや、10億円という大金を使う球団も中にはあるといいます。契約金が青天井に膨れ上がれば、さまざまな問題が生じます。そうなる前に、何か対策を立てておくべきではないでしょうか。コミッショナーはどうお考えですか?」

こう提案した球団も中にはあったが、「そんな大金が動くとは思えませんが、仮にそのような話が問題になったとしても、我々には捜査権がありません。大金を支払った証拠がない限り、調べようがないですな」とコミッショナー。

そこに広島の代表が割って入ってこう言った。「そんな実際にあるかどうか分からない話を議論するより、現在のドラフト制度を継続するか否かを話題にしましょうよ」。この発言をきっかけに裏金問題は立ち消えになった。

ドラフトにしてもFAにしても、12球団代表者会議の図式は、いつも一緒だった。パ・リーグが反対しそうな議案に関しては、必ずといっていいくらい広島が口火を切った。広島の代表がまず、FAは悪くないと言い出す。すると巨人が、そうだな、悪くないじゃないかとフォローする。

逆指名制度にしても同様だ。そもそも反対のパ・リーグは、せいぜい1位の1人だけにしようと提案する。ところが、巨人は有力選手をできるだけ多く獲得したい。すると、すかさず広島が、2人くらいまでならいいんじゃないかと言い出し、それを巨人がフォローする。コミッショナーにしても事を荒立てたくないという姿勢がアリアリだった。

 
「巨人がリーダーシップを取れば、マスコミに横暴だ、ゴリ押しじゃないかと非難される可能性がある。だから広島が代弁者になっているのだろう。いつものことさ」。こんな声がどこからともなく上がったものだ。

当時、巨人戦のテレビ放映権料は1試合1億円といわれた。セ・リーグ5球団は巨人戦の放映権料で潤っていた。寄らば大樹。巨人に従っていれば平穏無事というセ・リーグ各球団の事なかれ主義は、パ・リーグものみ込んでいった。 (つづく)



上の記事はオリックス・元球団代表の井箟重慶氏が書かれたものです。

ちょうどこの頃、「逆指名制度はやめて完全ウエーバー制度を導入すべきではないか」という論調のスポーツ紙が増えてきた時期ですが、その完全ウエーバー制度に関しても広島は反対の立場でした。

完全ウエーバー制度の導入は間違いなく広島に有利に傾くはずなのに、どういう思惑があって反対していたのか、巨人と歩調を合わせていたのはなぜか・・・。他のセ4球団(ヤクルト、横浜、阪神、中日)とは明らかに違う方向を見ていたように感じました。


ドラフト制度の変遷はこちら



draftkaigi at 08:21│ 巨人 | 広島
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