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中村奨成(広陵)、「木製バットでは打てない」という声

2017年08月25日

8/25、日刊ゲンダイ終面より

中村 奨成 (広陵高・捕手)
181cm・右投右打・動画

「数々の記録? 優勝して、記憶にも記録にも残りたかった。満足はしていません。プロの舞台に立って悔しさを晴らしたいと思う」。優勝は逃したが、23日、甲子園大会決勝でも、5打数3安打と打ちまくった広陵の中村奨成捕手(動画)が、「プロ入り宣言」した。

6本塁打、17打点、43塁打は大会新。19安打と6二塁打は大会最多タイと、まさに記録ずくめの成績を残したものの、優勝はできなかった。その悔しさはプロで晴らすというのだ。

1985年に、清原和博(1985西武1位)がマークした5本塁打を塗り替えたことから、スポーツマスコミは連日、「清原超え」、「史上最強スラッガー誕生」と大騒ぎしている。中村が甲子園で打ちまくって、ドラフト1位候補に躍り出たのは間違いない。それどころか、複数球団が1位指名を早実の清宮幸太郎から中村に変更しようとしているのも事実だ。

中村にそれだけの素質があるのは巷にあふれ返っているプロ、アマ両球界関係者のコメントからも疑いようがないが、しかし、過去に甲子園を沸かせた清原や松井秀喜と比べても遜色ないか。プロ1年目にいきなり3割、30本をマークした清原を超えるような活躍ができるのか。

「中村はスイングの軌道に問題があるように見えた。あのスイングだと木のバットになったときに苦労する気がします」とは、甲子園のネット裏にいた在京球団のあるベテランスカウトだ。

「プロが使う木製バットは、ヘッドを走らせるようなスイングをしなければ打球が遠くへ飛んでいかない。ヘッドを利かせる、つまりヘッドスピードを上げるには、遠心力を使わなければならないのです。そのためには腕をうまくたたんで、体に巻き付けるようなコンパクトなスイングが必要になる。清原も松井も高校時代から、そういったコンパクトなスイングを身に付けていた。高校時代の大谷もそうです。けれども中村のスイングはそうではない。バットでボールをガツンとたたいているイメージ。松井や清原の高校時代と比べると、スイング自体も大きい。金属バットだから遠くに飛ばせる気がするのです」

U18日本代表のメンバーに選ばれている中村はこの後、26日に千葉で合宿が行われているチームに合流する。「U18W杯に合わせて合宿でも木製バットを使うから改めてスイングの軌道や飛距離をチェックするつもり」とは前出のスカウトだ。仮にスイングに問題があるなら修正すれば済む話だが、中村の選球眼に関してクビをひねるのは、在阪球団のあるスカウトだ。

「甲子園での中村はボールの見極めが甘いように見えたのです。高めのボール球だったり、ワンバウンドする変化球にバットが出てしまう傾向があった。高校時代の松井や清原は、間違ってもベースの手前でワンバウンドするような変化球に手を出したりはしませんでしたからね。やっかいなのは、選球眼は天性の部分が大きいこと。パワーやボールを正確にとらえる技術は、プロに入ってからのトレーニングや練習次第でアップしますけど、肩の強さや足の速さ、ボールの見極めはなかなかねぇ・・・」

各都道府県を勝ち上がってきたとはいえ、甲子園で戦った相手は高校生だ。おまけに今大会は、特に「投手が不作」といわれた。昨年の37本を大幅に上回るどころか、大会記録だった2006年の60本を塗り替える68本もの本塁打が飛び出したのも、投手のレベルと無関係ではないだろう。

しかも、中村が次に勝負するステージは大学と社会人を飛び越えてプロだ。投手のレベルは高校生と段違い。いくら素質はケタ違いでも、高校時代の清原や松井になかった“弱点”を抱えた高校生が、いきなりこの日の「悔しさ」を晴らせる保証はどこにもない。ましてプロ1年目から清原同様に活躍するとみるのは早計だ。



中村君のスカウト評はこちら

中村君のバッティング動画はこちら


draftkaigi at 09:00│ 高校 
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