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甲子園大会の飛ぶボール疑惑、小倉氏「明らかに飛び過ぎ」

2017年08月27日

8/28、日刊ゲンダイ38面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より

中村 奨成 (広陵高・捕手)
181cm・右投右打・動画

「おめでとう」と言いたい。花咲徳栄(埼玉)の初優勝で幕を閉じた夏の甲子園。岩井隆監督のことは前から知っている。私が横浜高にいた頃、「勉強させてください」とグラウンドにやって来て、それから定期的に練習試合を行うようになった。3年前の8月31日、私が横浜で指導を行う最後の日に、わざわざ顔を出してくれて「お疲れさまでした」とショルダーバッグをプレゼントされた。そんな律義な男だ。

決勝前夜、私は岩井監督に電話をかけた。「師匠の稲垣人司さん(花咲徳栄・元監督=享年68)が生きていたら喜ぶだろうな。明日、必ず勝てよ!」

人とのつながりを大事にする。同い年の東海大相模・門馬敬治監督や大阪桐蔭・西谷浩一監督らと親交が深く、情報を交換しているようだ。投手は主に2人の継投で勝ち上がったが、なんといっても、全試合9得点以上という圧倒的な打撃力の勝利である。

大会最多6本塁打で話題をさらった広陵(広島)の中村奨成(動画)も立派である。清原和博(PL学園)の記録を塗り替えたが、あの時代はラッキーゾーンがあり、甲子園は狭かった。現段階では清原より上といえる。

中村はなぜ打てるのか。タイミングの取り方がうまい。これに尽きる。詰まったり泳がされたりすることなく、懐に呼び込んで自分のタイミングで打てる。だからインコースも苦にしない。教え子の筒香嘉智(現DeNA)ですら、高校時代はタイミングの取り方に苦労した。

捕手として強肩は魅力。バント守備も目についた。一歩目のスタートが抜群に速い。バントの際、捕手は自身の目線にバットの構えが重なることや、ボールの上が少し見えたり、下が見えたりすることがある。例えばボールの下が見えていれば、目の前に落ちる捕ゴロの可能性が高い。中村は実にこれがよく見えているため、バットにボールが当たる瞬間に前に飛び出している。

一瞬固まってしまう他の捕手より一歩も二歩も速いのだ。並の捕手が2メートルなら、中村が封殺できる範囲は3、4メートルと広い。バントの機会では30センチほど後方へ下がって構える。勢いよく前へ飛び出すため、打撃妨害を避けながら勢いをつけるためである。これがうまかったのは、ヤクルト時代の古田敦也だ。

それにしても今大会は本塁打がよく飛び出した。大会通算記録を更新する68本。筋トレの導入や、各打者がバットを振れるようになったこと、好投手が少なかったことを差し引いても、明らかに飛び過ぎである。あくまで私見だが、「飛ぶボール」が使われていたのではないか。昨夏の大会は37本。急に31本も増えるのは不自然だ。高野連はしっかり検証するべきである



上の記事は「松坂大輔の育ての親」として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。下は同氏が横浜高の野球部部長に就任した1994年から退任するまで、同校からドラフト指名された選手。(大学・社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロ入り後の成績
紀田 彰一1994横浜1位
斉藤 宜之1994巨人4位
多村 仁1994横浜4位
横山 道哉1995横浜3位
幕田 賢治1996中日3位
中野 栄一1996中日4位
高橋 光信1997中日6位
白坂 勝史1997中日7位
松坂 大輔1998西武1位
矢野 英司1998横浜2位
部坂 俊之1998阪神4位
小池 正晃1998横浜6位
丹波 幹雄1998ヤクルト8位
阿部 真宏2000近鉄4位
後藤 武敏2002西武自由枠
成瀬 善久2003ロッテ6巡目
小山 良男2004中日8巡目
涌井 秀章2004西武1巡目
石川 雄洋2004横浜6巡目
松井 光介2005(大・社)ヤクルト3巡目
佐藤 賢治2006(高校)ロッテ2巡目
福田 永将2006(高校)中日3巡目
円谷 英俊2006(大・社)巨人4巡目
高浜 卓也2007(高校)阪神1巡目
土屋 健二2008日本ハム4位
筒香 嘉智2009横浜1位
荒波 翔2010横浜3位
近藤 健介2011日本ハム4位
乙坂 智2011横浜5位
下水流 昂2012広島4位
田原 啓吾2012(育成)巨人1位
倉本 寿彦2014DeNA3位
浅間 大基2014日本ハム3位
高浜 祐仁2014日本ハム7位


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