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早実・清宮VS広陵・中村、プロで成功するのはどっち?

2017年09月08日

週刊朝日 9月15日号 

清宮 幸太郎 (早稲田実・一塁手)
184cm・右投左打・動画

今夏の高校野球で話題を集めた早稲田実・清宮幸太郎(動画)広陵・中村奨成(動画)。ともにプロ球界注目の逸材だが、どっちがスゴイか。往年のスター2人に聞いた。元広島選手で、野球解説者の衣笠祥雄さんは言う。

「野球の華はホームラン。このまま素直に成長すれば、プロで球界を盛り上げてくれるのは清宮君でしょう。体の使い方が器用で、体の回転のしかたがうまい。ホームランの歴代記録に名を連ねる資質を持っています。しっかりした指導者にめぐり合ってほしい」

一方、中村については、「厳しいことを言うようですが、打撃は突然甲子園で目立った面がある。運の強い子だが、ホームランバッターのフォームではないと思う。プロではそう簡単に本塁打は打てないと思う。僕はむしろ、肩のすばらしさを評価する。変に打撃だけにこだわらず、捕手としての能力を伸ばしてほしい」と助言する。

元阪神選手で、野球解説者の江本孟紀さんも「プロで即戦力なのは、清宮でしょう」と指摘する。「体が大きく、ムチがしなるような柔軟性があり、今の時点でできあがっている。スイングも速く、すでにプロでやれる資質を持っていますね。守備の甘さが指摘されますが、練習すればうまくなりますよ」

プロ挑戦を表明する中村にはこうアドバイスする。「いいセンスですが、キャッチャーというポジションは、完成までに時間がかかる。まずは大学に行ったほうがよいのでは。うまく成長すれば、将来キャッチャーの大選手として成功する可能性がありますね」

スポーツジャーナリストの二宮清純さんは清宮について、「東京出身ですし、巨人やヤクルトは欲しがるのでは。長距離砲では松井秀喜以来のスーパースターになりうる、華のある選手。負け試合でも打席を見てから帰りたい、と思わせる和製大砲に成長するかもしれません。巨人に入団したら東京ドームの空席はなくなりますね」と話す。

中村については、地元の広島や、打てる捕手を望むソフトバンクなどが熱視線を注ぐだろうと予想。「キャッチャーは野球の要です。肩が強く、打てる、守れる、リーダーシップもある。3拍子も4拍子もそろった、野球をやるために生まれたような逸材です」

2人の共通点については、「久しぶりに現れた逸材です。王貞治・長嶋茂雄や、清原和博・桑田真澄のように、スーパースターにはライバルがいる。中村は、清宮に欠けていたライバル物語のピースを埋める存在。2人ともスターになるべく生まれた選手です」という。即戦力の清宮と潜在力の高い中村。プロ野球界で、「ON」ならぬ「KN」と呼ばれる日が来るかも。



清宮君(早稲田実)のスカウト評はこちら

中村君(広陵)のスカウト評はこちら


draftkaigi at 07:06│ 高校 
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