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高校生の逸材が減った理由

2017年09月11日

9/11、日刊ゲンダイ39面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より

小園 海斗 (報徳学園高・遊撃手)
177cm・右投左打・動画

今夏の甲子園にはこれといった内野手が不在だった。カナダでU18W杯が行われているが、夏の甲子園組は、遊撃の仙台育英・西巻賢二(動画)ただ一人。全国的に見渡しても、フットワークのいい遊撃手と二塁手が減っている。

代表で正遊撃手を務める報徳学園の2年・小園海斗(動画)は攻守で活躍しているが、夏の甲子園に出場していない2年生が選出されること自体が異例中の異例。3年生の人材難が浮き彫りになった格好だ。

野球人口の減少と関係しているのではないか。臨時コーチとして中学生を教えることがあるが、現場へ行くと、いまだに旧態依然とした怒鳴り散らす指導がまかり通っている。私もよく怒る印象を持たれるが、横浜高を指導していた頃は、いろいろ分かってくる2年生になってからにした。むやみに怒ると、今どきの子はすぐに辞めてしまう。

私の孫は野球ではなく、サッカーをやっている。見ていると、サッカーの指導者はガミガミ怒らない。それも、運動能力の高い子供がサッカーに流れている要因ではないかと感じる。

これは私見だが、もう一つネックになっているのは、小学生の少年野球における「お茶当番」と、中学生の硬式クラブ、シニアやボーイズなどのチームでは当たり前になっている「食事当番」の存在である。主に母親が担当する「世話係」のことで、面倒で負担が大きいため、子供に野球をやらせない親が増えているというのだ。

中学の硬式野球チームの「食事」とは、息子のものではない。監督、コーチの「昼の弁当」のことである。コーチが多いチームなら、例えば10人前後の分を毎回誰かの親が交代で作る。もちろん全てのチームがやっているわけではないが、多くで当たり前の「風習」となっている。

仮に母子家庭で親が忙しく、週末にこれができないと、「協力的でない」と言われ、息子が試合に出られないことさえあるという。これでは、才能ある子がサッカーに流れて当然である。

少年サッカーの場合、野球と比べてそういう当番などは少ないのだという。当たり前の話だが、監督やコーチの弁当は各自が持参する。親は応援に専念できるそうだ。野球界は少年チームから変わらなければならない時がきている。野球人口の減少と、甲子園に目を見張る内野手がいなかったことは、決して無関係ではない。



上の記事は「松坂大輔の育ての親」として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。下は同氏が横浜高の野球部部長に就任した1994年から退任するまで、同校からドラフト指名された選手。(大学・社会人経由も含む)

選手名指名年度とプロ入り後の成績
紀田 彰一1994横浜1位
斉藤 宜之1994巨人4位
多村 仁1994横浜4位
横山 道哉1995横浜3位
幕田 賢治1996中日3位
中野 栄一1996中日4位
高橋 光信1997中日6位
白坂 勝史1997中日7位
松坂 大輔1998西武1位
矢野 英司1998横浜2位
部坂 俊之1998阪神4位
小池 正晃1998横浜6位
丹波 幹雄1998ヤクルト8位
阿部 真宏2000近鉄4位
後藤 武敏2002西武自由枠
成瀬 善久2003ロッテ6巡目
小山 良男2004中日8巡目
涌井 秀章2004西武1巡目
石川 雄洋2004横浜6巡目
松井 光介2005(大・社)ヤクルト3巡目
佐藤 賢治2006(高校)ロッテ2巡目
福田 永将2006(高校)中日3巡目
円谷 英俊2006(大・社)巨人4巡目
高浜 卓也2007(高校)阪神1巡目
土屋 健二2008日本ハム4位
筒香 嘉智2009横浜1位
荒波 翔2010横浜3位
近藤 健介2011日本ハム4位
乙坂 智2011横浜5位
下水流 昂2012広島4位
田原 啓吾2012(育成)巨人1位
倉本 寿彦2014DeNA3位
浅間 大基2014日本ハム3位
高浜 祐仁2014日本ハム7位


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