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広島、鈴木誠也の指名順位が北條史也より上になった理由

2017年09月19日

9/19、日刊スポーツ2面「ドラフト秘話」より

2012広島ドラフト2位 鈴木誠也
二松学舎大付高・内野手・18歳

いつも冷静な尾形佳紀スカウトの声が室内に響いた。「絶対に鈴木誠也がいいと思います」。豊作と言われたドラフト会議を2日後に控えた2012年10月23日。マツダスタジアム内の球団事務所でスカウト会議が行われていた。

チームの補強ポイントの1つが、高校生の遊撃手だった。本命は光星学院の北條(2012阪神2位)。誰もが認める甲子園のスター選手だった。だが、尾形氏には3年間追い続けた選手がいた。二松学舎大付の鈴木「立ち姿が格好良く、走る姿もいい。野球センスを感じた。打ち取られると悔しさを態度に出す、何より野球に真っすぐな気持ちがプロ向きだと感じた」

2人の評価には開きがあった。外れ1位候補の北條に対し、鈴木は3、4位あたり。甲子園に出場せず、担当スカウト以外はプレーを見たこともない。尾形氏は1人で、撮りためた練習映像を編集。自作の誠也ムービーでアピールした。

評価は変わる。松田球団オーナーが「何位なら取れそうなんだ?」と関心を示した。尾形氏は即答した。「2位なら間違いなく取れます」。ほかのスカウトから「4位くらいでも取れるのでは」という声も挙がったが「4位ではきついです」と言い切った。

最終的に、当時の野村監督の「2人はどっちが足速いの?」という質問が決定打となった。「鈴木の方が速いです」。尾形氏の返答は早かった。さらに「潜在能力、バネが違います」とたたみかけた。ドラフト前日、指名順位が繰り上がった。

広島のスカウトは担当エリア外の選手を見るクロスチェックを行わない。それぞれの担当の眼力が問われる。プレゼン能力もいる。有名無名は関係ない。アマチュア時代に無名だった菊池、薮田も上位指名だった。20代の選手がチームの骨格を担って成し遂げた連覇の陰には、有能なスカウトの尽力がある。

尾形氏は当時の胸の内を明かす。「本当は、投手だったので遊撃を守れる確信はなった。結局、ショートはできなかったからね。でも能力は絶対上だと思ってた」。才能は4年目の昨シーズン花開き、今季は4番を務めた。あの日、広島と運命の糸がつながった男が紛れもなく連覇達成の原動力になった。



鈴木誠也(広島)の高校時代のスカウト評はこちら

北條史也(阪神)の高校時代のスカウト評は
こちら


draftkaigi at 08:30│ 広島 
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