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中日、清宮と来週面談もポスティング確約しない模様

2017年09月28日

9/28、中日スポーツ1面より

清宮 幸太郎 (早稲田実・一塁手)
184cm・右投左打・動画

熱意と誠意をぶつけるのみ-。中日が10月26日のドラフト会議で1位指名の最有力候補に挙げている早実・清宮幸太郎内野手(動画)と来週にも「事前面談」を行う。将来のメジャー志望を公言する高校通算111本塁打の逸材だが、ポスティング制度の適用を入団前には確約せず。球団の育成方針や施設面の充実などを実直に伝える場になりそうだ。

正面突破を貫く。高校通算111本塁打を誇る清宮との事前面談が、来週にも実現する。将来のメジャー志望を公言するスーパースター候補に対し、ドラフト1位候補の本命と位置付ける中日は、誠意と熱意の直球勝負で球団の考えを伝えることになりそうだ。

西山球団代表は、東京ドームでの巨人戦前に取材に応じ、「まだ(清宮との面談は)何も決まっていない。スカウトが中心となってやると思います」と慎重に言葉を選んだ。ただ、球団の方針は面談前に固めておく必要がある。西山代表も「それはそうなる」と話した。

どの球団でも喉から手が出るほど欲しい球界の宝。5年連続Bクラスが確定し、観客動員も落ち込んでいる竜も例外ではない。現時点では、夏の甲子園で大会最多6本塁打の中村(広陵)と並ぶ本命候補。「両方とも捨てがたい」と頭を悩ませる白井オーナーも「お客さんを持っている」と人気、実力を併せ持つ清宮への高い関心は不変だ。

全12球団が臨むことも考えられる面談は、国民の関心事になる。清宮サイドが各球団に何を求め、何を質問するのか。中日としても、それらを踏まえた資料を準備して臨むことは間違いない。注目が集まっているのは、海外FA権を取得する前にポスティング制度によるメジャー行きを認めるのか、否か。ここが一つの線引きとなる可能性が高い。

とはいえ、逸材の気を引きたいがために空手形を出すことはできない。コンプライアンスの観点からもポスティング容認を指名や入団の条件にするのは問題だ。竜としては特Aという高い評価と熱意を伝え、施設面や育成面を含め、提示できる内容を実直に伝えるほかないということだ。

中田宗男スカウト部長は「(面談に)行くということは、ドラフト1位の最有力候補の1人と受け止めていただいて構いません。誠心誠意、答えられることは説明していきます」と話す。密約も奥の手もない。堂々と正面から向き合い、球団の考えを伝えていくことになる。



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draftkaigi at 08:44│ │中日 
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