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鍬原拓也(中央大)、中日「1位指名の可能性ある」

2017年10月04日

10/4、サンケイスポーツ6面より

鍬原 拓也 (中央大・投手)
176cm・右投右打・動画

東京・国分寺市の学校で、早実・清宮幸太郎内野手がプロ10球団と面談した翌日。11球団のスカウト陣が東京・港区の神宮球場に集結していた。視線の先は中大・鍬原(動画)だ。一回に自己最速に2キロと迫る150キロをマークするなど、9三振を奪って7回4安打1失点。中大を勝利に導いた。

「この秋で内容的には一番悪かった。制球にしても、精度もいつもと違った。でも試合を作れたことは1つの収穫です」。9月27日にプロ野球志望届を提出した右腕。本人は満足しないが、エースの責任は果たした。常時140キロ台後半の直球で、六回二死からは4連続三振。決め球のシンカーも効果的に決まった。

前日2日に清宮との面談に臨んだスカウトもうならせた。中日・中田スカウト部長は「決め球のシンカーは上(プロ)でも通用する。1位指名の可能性もある」。西武の渡辺シニアディレクター兼編成部長は「ボールに力があるし、まとまっている。担当スカウトの評価も高い」と明かした。清宮争奪戦から撤退、あるいは投手優先の戦略をとる球団が、1位で指名する可能性もある。

奈良の実家で暮らす母・佐代子さんが、この秋初観戦。試合後にウイニングボールを手渡した。使用する紫色のグラブはやんちゃだった中学時代に、野球をやめないように号泣して引き留めてくれた母の好きな色。プロ入りは、女手一つで育ててくれた母への恩返しでもある。10月26日に行われる運命のドラフト会議まであと3週間。チーム、そして母のため、鍬原は腕を振る。

(10月3日 東都大学野球   中央大 10―1 日本大)



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draftkaigi at 07:08│ │中日 
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