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宮台康平(東京大)、中日「安定した投球だった」

2017年10月08日

10/8、サンケイスポーツ28面より

宮台 康平 (東京大・投手)
178cm・左投左打・動画

これぞ、エースだ。東大・宮台(動画)が8安打2失点(自責点0)、6奪三振で今季2度目の完投勝利。九回二死、相馬を125キロのスライダーで空振り三振に斬ると、マウンド上で仁王立ちした。「試合前から、その(完投する)つもりだった。疲れはあったけれど粘って投げられた。気持ちの面では、まだいけると思っていました」

5日にプロ志望届を提出してから初めての登板。この日はプロ9球団が視察に訪れた。宮台は「(気持ちは)逆に変えないように」と平常心を強調したが、浜田監督は「気持ちを入れ替えて、この試合に懸けていた」と明かした。

七回二死一、二塁のピンチでは4番・中山との対戦で最速145キロをマークした。9回で121球を投げ抜き、四球は3つ。課題の制球面での向上も見せた。

10月26日のドラフト会議で指名されて入団すれば、東大出身では2005年に横浜(現DeNA)から9位指名を受けた松家卓弘投手以来、史上6人目のプロ野球選手となる。既にプロ4球団が調査書の記入を依頼。中日・佐藤スカウトは「バランスを意識して投げている。終盤はバテていたけれど、リラックスして安定した投球だった」と評価した。

昨春のリーグ戦でブレークし、東大では33年ぶりとなる大学日本代表入りを果たした宮台だが、その後は苦しい時期を過ごした。昨夏に左肩を痛め、秋季リーグ戦登板は1試合。最速151キロの球速を抑えて疲労を軽減する、新たな投球フォームに挑戦した。

文系最高峰の東大法学部に在籍。国家公務員や一般企業への就職も選択肢の一つにあったが、退路を断ってプロ一本で臨む。0勝3敗に終わった今春のリーグ戦中に、国家公務員試験を受験しないことを決断。今秋はこれで2勝目と、夢に向かって前進し「自信になっている」と手応えも口にした。

8日の2回戦では02年秋以来の勝ち点獲得がかかる。「もちろん(登板の)準備をしたい。(ドラフトで)指名を受けるのはリーグ戦が終わってから。今は目の前のことです」。ドラフトまであと18日。赤門エースが最後の秋を彩り、新たな歴史を刻む。

(10月7日 東京六大学野球 東京大 9―2 法政大)



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draftkaigi at 07:02│ │中日 
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