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高卒新人・古谷優人(ソフトB)、50年ぶり1軍初登板へ

2017年10月08日

10/8、西日本スポーツ3面より

2016ソフトバンクドラフト2位 古谷優人
江陵高・投手・動画

ドラフト2位の古谷優人投手(動画)が、チーム今季最終戦となる8日の楽天戦で「歴史的デビュー」を飾る可能性が高まった。CSを見据え7日に11選手が出場選手登録を抹消され、空いた枠で初昇格が決定。高卒左腕が新人年に初登板すれば、球団では1967年の上田卓三以来50年ぶりとなる

ライバルは「同期のドラ1全員」と負けん気の強さは人一倍。ファームで力を蓄えた最速154キロ左腕が、今年の球団の新人一番乗りでデビューする。

球団史に名前を刻む準備は整った。筑後で練習を終えた古谷が、心を躍らせながら杜の都に旅立った。「まさか今年(1軍に)呼ばれると思っていなかった。素直にうれしかったのと驚きが大きい。自分らしさを出せればいい」。高卒左腕では球団50年ぶりとなる1年目でのデビューに期待が膨らんだ。

レギュラーシーズン最終戦に向け、工藤監督は7人の若タカを呼んだ。中でも注目はルーキーの古谷だった。指揮官は「展開にもよるから(投げるかは)分からない」と明言こそ避けたが、先発武田は5イニング程度の予定。「ここで投げることで今後のモチベーションにもつながる」と続け、古谷にデビューの機会が巡ってくる可能性は高そうだ。

今季の古谷はまず3軍で研さんを積み、2軍昇格後は先発、中継ぎで計11試合に登板した。高校時代の最速に1キロ及ばなかったものの、プロ入り後も153キロをマーク。「自分が思い描いていた1年目より、それ以上の結果が出た。投げるスタミナはついたかな」と自己評価。そのご褒美が今回の1軍初昇格だ。

「(1軍は)目標ではあったけど、同期の藤平(楽天)、堀(日本ハム)が投げている中で悔しい思いを持ってやってきた。自分はドラ2だからこそ、ドラ1に勝ちたい。そこに負けないようにやっていきたい」

先にデビューを果たした同期の名前を挙げ、口調は熱を帯びた。同じチームでも大卒で5球団競合の田中より先に1軍昇格。9月29日には藤平と堀の投げ合いをテレビで観戦し、さらに気合が高まった。「ドラフトにかかったときからドラ1全員の名前を覚えて、この人たちには負けないようにと思った」。激しい闘争心を隠すことはしない。

マウンドに立てば、球団では半世紀ぶりの歴史的なデビューとなる。Koboパーク宮城には家族も観戦に訪れる予定。「球速が何キロとか気にしないで、しっかりと腕を振っていければいい」。希望に満ちた18歳が、仙台で衝撃のデビューを飾る。



下は2016ドラフトでソフトバンクが指名した選手です。2位・古谷君のスカウト評はこちら

ソフトバンクの2016ドラフト指名選手
1位 田中 正義 創価大 投手
2位古谷 優人江陵高 投手
3位九鬼 隆平秀岳館高 捕手
4位三森 大貴青森山田高 内野手
育1大本 将吾帝京第五高 外野手
育2長谷川 宙輝聖徳学園高 投手
育3田城 飛翔八戸学院光星高 外野手
育4森山 孔介藤沢翔陵高 内野手
育5清水 陸哉京都国際高 外野手
育6松本 龍憲崇徳高 内野手


draftkaigi at 12:18│ │ソフトバンク 
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