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広島がスカウト会議、中村(広陵)1位指名を公表

2017年10月15日

10/15、サンケイスポーツ6面より

中村 奨成 (広陵高・捕手)
181cm・右投右打・動画

あっさりと鯉の恋人が決まった。広島・松田オーナーが、26日に行われるドラフト会議で広陵高の中村(動画)を1位指名することを公表した。「肩が強いし、(打撃では)インサイドのさばきがうまい。それだけの能力を持った選手。(指名を黙っておくのが)苦しくなっちゃった」

球団事務所に球団幹部と各担当のスカウトが集結。74人の候補から最速157キロ右腕、鈴木博志投手(ヤマハ)ら即戦力投手か、捕手として攻守両面で一級品の素材の中村の二者択一となり、後者に決まった。

広島・廿日市市出身の中村は今夏の甲子園で清原和博(PL学園)が1985年に記録した1大会個人最多の5本塁打を超える6本塁打を放って一躍時の人になった。9月29日のプロ志望会見では「希望球団はない」としつつも、「自分を厳しく指導してくれる球団に入りたいです」と、カープ伝統の猛練習を歓迎する意向を示していた。

広島がこの時期に1位指名を公表するのは2015年の有原航平(広陵高-早大-日本ハム)以来。早々と中村の1位指名を公表した理由について、苑田スカウト統括部長は「すっきりするでしょ」と笑ったあと、「他球団に(指名に)来てくれるなということを願って」と他球団をけん制する意味もあることを明かした。

現在、広島の捕手は1軍に38歳の石原、29歳の会沢、2軍にはウエスタン99試合で打率・298(リーグ2位)、34打点でアピールしている新人で19歳の坂倉将吾(日大三高)と層が厚い。そこに強肩強打の中村が加われば、さらなる捕手王国が築ける。

松田オーナーは「15年はキャッチャーの心配はいらなくなる。広島のファンは喜んでもらえると思う」と自信をのぞかせた。“相思相愛”が実るのか。「10・26」に運命が決まる。



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draftkaigi at 07:06│ │広島 
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