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ドラ1有力、栃木の高校生右腕と社会人のW鈴木

2017年10月17日

週刊朝日 10月27日号より

石川 翔 (青藍泰斗高・投手)
178cm・右投左打・動画

プロ野球ドラフト会議に向け、いよいよカウントダウンが始まった。プロ志望届の提出者は210人(高校生106人、大学生104人)。社会人野球を含めると約250人となりそうだが、やはり気になるのは各球団の1位指名選手。その年のアマチュア球界の顔とも呼べる、将来有望な「選ばれし12人」は・・・。

高校通算111本塁打の早稲田実・清宮幸太郎は、複数球団による争奪戦が必至。社会人屈指の左腕であるJR東日本・田嶋大樹もまた、1位指名確実の逸材だ。清宮争奪戦の回避をいち早く宣言した広島は、地元の広陵・中村奨成を最上位で指名する方針を示している。

ただ、それ以外のドラ1候補で確実に名前の挙がる選手がいないのが今年の特色とも言える。今夏の時点で「12人がそろわない・・・」と嘆いたスカウトもいたほどだ。

そんな中、1位指名の可能性を秘めるのが、清宮世代屈指の右腕として高い評価を受ける青藍泰斗・石川翔(動画)だ。今夏の栃木大会準決勝で昨夏甲子園覇者の作新学院を相手に3失点完投。甲子園出場は逃したが、最速151キロのストレートと真骨頂のスライダーを軸に打者を牛耳る投球術は、スカウトの目にも「金の卵」として映った。

あるスカウトは言う。「高校生の投手の中では一番の素材。上体の使い方、特に右腕のしなりには大きな可能性を感じる」。右肩痛や左股関節痛に苦しんで確かな実績を積めなかったが、体に備わるエンジンの大きさと投手としての天性の感覚は、将来の大化けを予感させる。

もちろん、チームの育成方針や来季の構想との兼ね合いで、即戦力を求める球団もある。そこで注目したいのが社会人野球のW鈴木だ。

最速157キロを誇るヤマハの鈴木博志(動画)は社会人屈指の剛腕。完投能力を証明したのが9月の日本選手権東海最終予選。永和商事ウイング戦で1安打、7奪三振の完封勝利を挙げ、先発の適性を強烈にアピールした。ヤマハの美甘将弘監督は、かつてこう評したことがある。「現役、コーチ、監督を通して見てきた中でヤマハでは3本の指に入る素材」

一方、日立製作所の鈴木康平(動画)も快速球を売りにする本格派右腕。最速151キロで、エースとしてフル稼働し、評価を高めた一人だ。ドラ1の称号を手にする選手は果たして・・・。



石川君(青藍泰斗)のスカウト評はこちら

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