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岩見雅紀(慶大)、日ハム「30~40発打つ力ある」

2017年10月18日

10/18、スポニチwebsiteより (source)

岩見 雅紀 (慶応大・外野手)
187cm・右投右打・動画

驚がくの一撃でまたもや六大学の歴史を塗り替えた。外角低めのスライダー。決して簡単な球ではなかったが、慶大・岩見(動画)が豪快にすくい上げた打球はバックスクリーンを越えた。推定飛距離130メートル。26日のドラフト前最後の試合で、視察した7球団のスカウトに強烈なパワーを見せつけた。

「うまく体が止まって拾えた。若干、芯から外れてバットの先だったけど、思ったより飛んでくれた。(本塁打記録の一覧に)自分の名前を載せてもらえるのは光栄」。年間12本塁打は、並んでいた慶大の先輩・丸山泰令を抜いて単独最多。シーズンでも最多タイの7本塁打とし、充実感をにじませた。

比叡山時代は高校通算47発の長距離砲。それでも「高校までは消防士になろうと思っていた」と父・長司さんと同じ消防士を目指し、プロ野球の世界は夢舞台だった。1浪を経て慶大に入学も、リーグ戦デビューは2年春。初本塁打は同年秋で、そこから21本塁打を積み上げた。

今年に限れば本塁打率は7.17。プロ野球で歴代最多の60本塁打を放った13年のヤクルト・バレンティンの7.32を超えてしまう。通算最多23本の慶大・高橋由伸、22本で2位の法大・田淵幸一はいずれも1年時から主力として活躍してきたスター。遅咲きの大器が1発ごとに自信を深め、プロの世界への扉を開こうとしている。

全7得点中3得点に絡む活躍で、チームは勝ち点2で並んでいた立大に連勝して、単独首位に立った。ドラフト前最後の試合を終えた岩見は、「ドラフトは僕が選べることじゃない。普段と変わらない」と平常心で運命の日を待つ。日本ハムの山田正雄アマスカウト顧問は「パワーだけで言えばプロで30~40発打つ力はある」と評価した。

(10月17日 東京六大学野球 慶応大 7―2 立教大)



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draftkaigi at 07:00│ │日本ハム 
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