斉藤(明大)12球団から調査書、巨人・オリックス評価
2017年10月22日

斉藤 大将 (明治大・投手) 178cm・左投左打・動画 |
ドラフトイヤーに、グッと評価を上げた。明大のエースで、スリークオーター左腕の斉藤大将(動画)だ。最速146キロの直球で胸元をえぐり、キレ味抜群のスライダーで空振りを奪う。「春はピンチで力んで、力勝負で打たれた。秋は力を抜いてかわすピッチングをテーマにした」。今季7試合で無傷の3勝、防御率1.61をマークし、猛アピールしている。
武器はスタミナと、先発、救援もこなせる対応力だ。1学年上に柳(中日)、星(ヤクルト)の2枚看板がいたため、本格的な先発挑戦は今春から。今秋開幕の早大戦でリーグ初完投を完封勝利で飾ったばかりで、大学日本代表ではセットアッパーを務め、ユニバーシアード連覇に貢献した。
全12球団から調査書が届き、注目度の高さを示している。オリックス・長村球団本部長は「角度のあるボール。スライダーで横の幅も使えているし、チェンジアップなどで緩急も使えている。左では田嶋(JR東日本)、東(立命大)と並んで上位」と語り、巨人の福王・東日本統括スカウトは「抜けるボールも投げられるようになり、幅が広がった」と高く評価している。
今秋リーグ戦の最終カードとなる21、22日の東大戦は、台風21号の影響で順延となった。今カードで連勝すれば、2季ぶりのリーグ優勝に望みをつなぐ。ドラフト直前のラストゲームだが、まずはチームのためにフル回転する。

