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スカウトの逆襲、ドラフトはキツネとタヌキの化かし合い

2017年10月29日

10/30、日刊ゲンダイ30面「スカウトの逆襲」より
ドラフト会議の2、3日前だった。自宅で一杯やって、ボチボチ寝ようかって時間に携帯が鳴った。相手は他球団の同僚だった。球場で会えば挨拶くらいはするけど、特別、親しいわけじゃない。そんなヤツがドラフト直前の、しかも深夜に何事かと思ったら、選手の売り込みだった。

ドラフト上位候補の社会人投手。実力は折り紙付きなのに、ヤツの球団は高校生を育てる方針とかで、どうやら指名しないらしい。それで「おまえのところは即戦力投手が欲しいんじゃないか」と振ってきたのだ。ヤツに言わせると、上位指名を確約した球団はまだないらしい。

そんな情報をなぜ、わざわざオレに流してきたのか・・・。釈然としなかったけど、とりあえず狙い目だと思って翌日、部長に報告した。「上位候補の割に、まだ人気薄のようです」ってね。

オレの話をジッと聞いていた部長は、「あのピッチャーのことか・・・。精神面が疑問だな。学生時代から味方がエラーすると、とたんにかっかしてふてくされるわ、ボールが上ずるわで、気持ちが表に出過ぎるきらいがある。オレは下馬評が高過ぎる気がしてたんだが、ヤツの球団もそう判断したんだろう」と切り出すと、こう続けた。

「ただな、球が速いうえに、コントロールもそこそこ。三振だって結構多い。あの投手のデータを数値化したものは、おそらく秀逸だろう。数字重視で判断するところはたぶん、指名するんじゃないか」。言いながら、オレの顔を見てニヤニヤしてる。

「で、おまえは、何だってヤツが売り込んできたのか分かってるのか?」。こう切り込んできたんで、すっかりシドロモドロさ。

「ヤツはその社会人投手の担当で、球団のエラいさんに売り込んだけど評価されない。それでおまえに振ったんだ。いや、おまえだけじゃない。他の球団のスカウトにも売り込んでるはずだ。そうやって、他球団の間で社会人投手の評価が上がって上位指名されたら、球団のエラいさんたちのヤツに対する見方も変わるかもしれないだろう。やっぱり上位指名されるクラスの選手だったんじゃないのか、ひょっとして担当スカウトの見立てが正しかったんじゃないかってな。ヤツの球団上層部に対する逆襲だな」

ヤツも必死なんだと思ったら、スカウトを利用する球団も中にはあるという。「仮に社会人投手を評価する球団が増えて、上位指名で消えれば、指名した球団の上位の枠がひとつ潰れるってことだ。社会人投手を評価しないヤツの球団にとっては結果としてプラスになる。球団によっては、担当スカウトを使ってあえて情報をバラまいたりもする」

キツネとタヌキの化かし合いは、今年のドラフトでもあったようだ。



キツネとタヌキの化かし合いといえば、西川君(花咲徳栄)。このサイトでは以前より彼をA評価にしてます。これについて「西川はケガしてるし横浜の増田より上っておかしくない?」と常連さんから何通かメールいただいたのですが、「もし2位以内で指名されなかったらこのサイト閉鎖します。これが競輪・競馬だったら、有り金はたいて大勝負してもいいくらい、西川君のA(2位以内)には自信がある」と大見得切って返信していました(笑)

冗談はさておき、とある理由でこの子のA(2位以内)には絶対的な自信がありました。ドラフト直前になると、メディアから「西川はケガで上位指名は厳しい」という趣旨の記事が何本か出て、より一層自信が深まりました。これ流してるのはあそこのスカウトだなと。。。

失敗したのは村上君(九州学院)。そもそも村上A、中村(広陵)Bだったのですが、今年7月、高校野球のサイトをやっていた頃からお付き合いのある某球団のスカウトさんから「それ逆。100%大丈夫だから信じて」のメールで二人の評価を変更。まだこの頃はスポーツ紙の評価も村上君の方が高く、正直半信半疑だったのですが、それから1か月後、中村君は甲子園で大暴れし1位評価を不動のものにしました。村上君は報道で外れ1位候補に挙がっているのは知っていましたが、評価はそのまま据え置き。村上B評価についてはこういう理由からです。


2017ドラフト、12球団のドラフト指名選手はこちら



draftkaigi at 08:12│ 社会人 
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