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巨人が中田翔(日ハム)に見向きもしない理由

2017年11月17日

11/16、夕刊フジ26面より

2007日本ハム高校ドラフト1巡目 中田翔
大阪桐蔭高・外野手・18歳

毎年のように日本ハムから補強する巨人。今オフも増井浩俊投手に関心を示す一方で、課題の打線強化につながる中田翔内野手(2007日ハム1巡目)に見向きもしないのはどういうわけか。

札幌市内の日本ハム球団事務所で14日、立て続けに会見が行われた。まず増井が他球団との交渉を視野にFA権の行使を表明。続いて中田はFA権を行使せずに残留することを明かした。増井も残留を選択肢に入れるが、有力な移籍先には巨人が挙がる。

巨人はセットアッパーのマシソン、先発のマイコラスの両助っ人に流出の可能性が浮上。どちらの穴埋めとしても、昨季先発で10勝、今季は抑えで通算100セーブを達成した右腕はうってつけだ。巨人は昨オフにも日本ハムから交換トレードで吉川光と石川、さらにFAで陽岱鋼を補強。生え抜きG戦士の阿部が「読売ファイターズみたい」とこぼすほど、重要な人材供給源となっている。

ところが通算177本塁打を誇る日本ハムの看板打者、中田には目もくれなかった。今オフの補強は打線強化が重要なテーマであるにもかかわらず、だ。巨人関係者は「ドラフト時点でチームカラーに合わないから、指名リストを外れていた選手。どれだけ実績があっても、獲りにいくことはない」とにべもない。

しかも今季は推定年俸2億8000万円の高給を得ながら、打率.216、16本塁打の大不振で人気急落。争奪戦の大本命だった阪神まで手を引き、今オフのFA戦線では勝算がなくなった。不本意ながら“就職留年”を選んだ中田は、来オフこそ引く手あまたの中での“卒業”を目指す。



下は2007高校ドラフトで日ハムが指名した選手です。中田翔のプロ入り後の成績はこちら

日本ハムの2007高校ドラフト指名選手
1巡目中田 翔大阪桐蔭高外野手
2巡目指名権なし
3巡目津田 大樹倉敷高投手
4巡目大平 成一波佐見高外野手
5巡目松山 傑横浜商大高投手
6巡目豊島 明好北陸大谷高投手
7巡目浅沼 寿紀旭川南高投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:47│ │巨人 
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