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ドラフト選手の家庭の事情、岩見雅紀(慶応大)

2017年11月29日

11/29、日刊ゲンダイ28面「ドラフト選手の家庭の事情」より

2017楽天ドラフト2位 岩見雅紀
慶応大・外野手・動画

滋賀県大津市。日本最大の湖として知られる琵琶湖からほど近い場所で、楽天ドラフト2位の慶応大・岩見雅紀(動画)は育った。琵琶湖のように大きな体は、学生時代にバレーボール部に所属していた父の長司さん譲り。長女で姉の彩生さんも父と同じバレーボールを始め、今は岩見の母校でもある比叡山高校で保健体育科教諭として教壇に立ちながら、女子バレーボール部の顧問を務めている。

3700グラムで岩見家の長男として生まれたが、幼少期は牛乳アレルギー。母の知恵さんは小魚など、乳製品以外でカルシウムを補った。比叡山中学野球部の奥村嘉朗監督はこう話す。

「小学校6年生のとき、うちの野球部を見に来ていたときは頭ひとつ抜けていたし、ずばぬけてがっしりしていた。当時からプロに行きたいと言っていたけど、いつも本番に弱かった。チャンスで打ちよったのは見たことないんじゃないか(笑い)。精神面が少し甘い部分があって、おまえがしっかりしないでどうするんだ、チームの中心はおまえやぞ、と厳しいことを言った記憶があります。ゴツイ体なのに、気持ちが優しすぎる子でした。中学を卒業するとき、僕が汚い字で『夢の続き』と書いた色紙を今もまだ飾ってくれているのを知ったときは本当にうれしかった」

優しい性格は比叡山高3年の文化祭でも垣間見られた。同校の文化祭では、各クラスで作ったTシャツを着用。岩見はそのTシャツに付ける、ニックネームを書いたワッペン36人分をフェルトで作成したという。

クラスをまとめる一方で、進路には頭を悩ませていた。父と同じ消防士を目指していたが、夏の予選大会が終わると、河畑成英監督にこう打ち明けた。「野球を続けたくなった。プロを目指すために関東の大学へ行きたい」

すでに7月後半。最後の夏をベスト8で終えた岩見の進学先を野球で探すのは容易ではなかった。そこで、「スポーツ推薦」のない慶応大学をAO入試(書類選考+面接)で受験。担任教師と面接の猛特訓を重ねたが、1回目(Ⅰ期)は書類選考で落ち、2回目(Ⅱ期)も不合格に終わる。

一般入試で京都の佛教大と大阪体育大に合格していたが、「六大学が夢への近道」と浪人を決意。毎日予備校に通って受験に備えつつ、週2日の半日間は「野球の時間」と決めてバットを振った。1年後、AO入試で慶応大総合政策学部に合格。河畑監督はこう振り返る。

「確かに『慶応はAO入試というのがあるからどうだ?』とすすめたけど、まさか浪人してまで慶応を目指すとは思わなかった。野球を長く続けるためには、試合に出られず、ブランクができる浪人はしんどい。現役で大学に入って野球をやる方がいいと説得しました。でも、まったく意志を曲げない。最後は親御さんも、もう気が済むまでやれば? という感じでしたね」

両親は浪人に猛反対。当時、親子ゲンカを繰り広げた長司さんも、今は息子を応援している。

 「進路のことで息子が注目されて少し複雑ですが、指名をもらったときは内定をもらった感じでうれしかった。(楽天と)契約させてもらって、ようやく入社できたという思いですね。ここから3年間は死に物狂いでやると思うので、静かに見守ってやりたい」

そんな長司さんは今も現役のファイアマン。今年度で定年を迎え、その任務を終えるという。仙台で特大アーチを放つ息子の勇姿を目に焼き付けることができそうだ。



下は2017ドラフトで楽天が指名した選手です。2位指名・岩見君のスカウト評はこちら

楽天の2017ドラフト指名選手
×清宮 幸太郎  
×村上 宗隆  
1位近藤 弘樹岡山商科大投手
2位岩見 雅紀慶応大外野手
3位山崎 剛国学院大内野手
4位渡辺 佑樹横浜商科大投手
5位田中 耀飛BFL兵庫外野手
6位西巻 賢二仙台育英高内野手
7位寺岡 寛治BCリーグ石川投手
育1井手 亮太郎九州産業大投手
育2松本 京志郎 光南高内野手
育3中村 和希天理大外野手


draftkaigi at 07:10│ 楽天 
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