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大谷翔平(日ハム)、「かわいそうな犠牲者」の声

2017年12月01日

12/1、夕刊フジ31面より

2012日本ハムドラフト1位 大谷翔平
花巻東高・投手・スカウト評

大リーグに挑戦する日本ハムの大谷翔平投手(2012日ハム1位)が29日夜、羽田空港から極秘渡米した。ポスティング申請の12月1日(日本時間2日)を控えて、代理人契約を結んだ米大手エージェント事務所CAAのネズ・バレロ氏と準備を進めるものとみられる。

いよいよ大きな夢が現実のものとなろうとしている。大谷は、昨オフに成立した大リーグの新労使協定で、契約金が頭打ちになる金銭的には不利な条件の中でメジャーに挑戦することになるが、この条件については、現在でも大リーグ関係者の間で同情の声が上がっている。

声を上げたのは、辣腕代理人のスコット・ボラス氏。今季限りでソフトバンクを退団する松坂大輔投手が2006年にレッドソックスへ移籍した際、5200万ドル(約58億円)の大型契約をまとめた。米FOXスポーツの取材に対し「大谷はかわいそうな犠牲者だ」と話している。

「(新労使協定に)失望している。彼より能力で劣る田中将大投手がヤンキースと契約した1億5000万ドル(約168億円)以上の価値があるのに、MLBと選手会は、メジャーを夢見る大谷の希望を逆手に取って超格安で手に入れることになる。我々はこんな不正を誇りに思っていいのか」

新労使協定は、中南米の若手選手に高い契約金を払った挙句、育成に失敗してきた米球団のオーナーたちが考え出したリスク回避策。球団にとってはメリットが大きいが、若手選手や代理人たちからは異論もあり、「日本のプロ野球で実績のある大谷にこの新労使協定を適用するのはおかしい」との声は根強い。

「ポスティングの改定交渉では、今オフは従来通りの条件となり、譲渡金2000慢ドル(23億円)がわたることになった日本ハムに損はない。しかし、米国ではマイナー扱いの大谷はケガをしたらどうなるか。救命ボートに乗せられたような不安定な状態のまま米国でプレーしなければならないのだ」とボラス氏。

実はボラス氏は大谷との代理人契約を希望していたが、CAAとの争いに敗れた。将来性の大きな大谷との契約を逃したボラス氏は未練たっぷりではあるが、今後クライアントとなる若手選手たちの米球団との契約条件が悪化しないようにアピールしているのだ。

「メジャーでは、選手がその能力に見合った金額をもらっていない場合、周囲からの尊敬は得られない。少ない年俸でも頑張る、という姿勢を称賛する文化はアメリカにはない」。確かに大谷の決断はさわやかだが、故障をしたら補償はない。




下は2012ドラフトで日本ハムが指名した選手です。大谷翔平は1位指名され入団。高校時代のスカウト評はこちら


日本ハムの2012ドラフト指名選手
1位 大谷 翔平 花巻東高 投手
2位 森本 龍弥 高岡第一高 内野手
3位 鍵谷 陽平 中央大 投手
4位 宇佐美 塁大 広島工高 内野手
5位 新垣 勇人 東芝 投手
6位 屋宜 照悟 JX-ENEOS 投手
7位 河野 秀数 新日鉄住金広畑 投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 09:04│
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